い頃、近親相姦に興味はありましたが、それは妄想上のことで、実際自分に
は縁がないことと思っていました。というより、実母や実姉とそんなことを
想像しただけで気持ち悪くなりました。だから、実在しない仮想の「妹」を
作り上げ、エッチなことを想像して楽しむ程度でした。
ところが…30過ぎて姉と関係を持ってしまいました。若い頃のように、セッ
クスに対して気負いがない分、ある意味淡々としていました。よく言われる
罪悪感のようなものもほとんどありませんでした。
離婚した姉の引っ越しを手伝いに行き、新居で荷解きをしているうちに夜遅
くなり、引越祝いの乾杯をしたため車で帰れなくなり、そのまま泊めてもら
うことになりました。そして…です。
汗を流すためにお風呂を借りたのですが、ガスの使い方が分からず、裸のま
ま姉を呼んで、しばらくあれこれと操作しているうちに、何となく恥じらい
が消えていました。
やがて、姉も風呂に入り、いい匂いだと思っているうちに、Tシャツの下の
乳首に気付き、目をそらすと太ももの白さに驚き、勃起して、それを気付か
れて…です。
最初は、「いやだあ、なに興奮してるのよ」と言って笑われましたが、なか
なかおさまらないので困っていると、「マジ??」と覗きまれ、そのまま照
れ隠しで押し倒しました。
二人とも冗談の延長線上で、お互いいつでもやめられると思っていたのです
が、面白半分で、「もう我慢できないよ」とか「きゃー、犯されるー」とか
ふざけているうちに、いつしか本気半分になり、キスをしてからは雰囲気が
変わりました。
大人同士の行為です。二人とも無言で求め合い、まさぐり合いました。姉
に、「電気を消して」と言われたとき、私の中で最後の理性が切れました。
姉弟って、身体の相性が良いのだと思います。姉の求める場所が何となく分
かります。姉も口を使ったり、手を使ったり、私の無言の要望に全て応えて
くれました。
そして、挿入。吸い込まれていくような、落ちていくような不思議な感覚で
す。爆発するような快感で姉の中に放出しました。姉も、「裏側に行っちゃ
う気分」と叫び、しばらく放心状態でした。イッてくれたのだと思います。
終わった後、二人で抱き合ってじっとしていました。
朝はさすがに気まずかったのですが、照れ隠しもあり、もう一度抱き付きま
した。姉は受け入れてくれそうでしたが、情けないことに、私の方が立ちま
せんでした。
「やっぱり、悪いことはできないねえ」と悪戯っぽく笑う姉は、結構可愛か
ったです。
その後、私たちの関係はどうなるのかと思っていましたが、結局会う度に
するようになりました。淡々とセックスする、考えてみれば不思議な姉弟で
すが、しばらくはこのぬるま湯みたいな関係を壊さずにいたいと思っていま
す。