睡眠薬を手に入れたかったけど、いくらなんでもガキの俺に手に入るわけがない友達の馬鹿な噂を信じて目薬を試してみることにした。最初は目薬なんて飲ますのが怖くて数滴だけ…結果はまるで効果なし、次はまず自分でどれくらい飲んだら眠くなるかと試してみたがいくら量を増やしても眠くならない。原液飲んでみても駄目だった、そんな馬鹿ことをやってるうちにチャンスが簡単にやってきた。オヤジが久しぶりに帰ってくる連絡が入った。母は2ヶ月ぶりの帰宅に嬉しいそうに明日の帰宅に備えて買い出しをして、大酒飲みのオヤジのためにビールを買ってきた。夏場にドタバタしたせいで夜になったらソーメンをすすって居間の扇風機の前でトドのようになってしまった。このまま寝てくれてもよかったが、もう一押しに明日の為のビールを注いで進めてみた。ビールは開けてしまうと炭酸が抜けて明日は飲めなくなるのを見越して…