私には悪い癖があります。それは、大学生の息子が不在の時、息子のベットで息子=若い男性の匂いが染み付いた枕を嗅ぎながら自分を慰めることです。
息子が深夜迄バイトで確実に帰って来ない水曜日の日中を私の慰め日と定めていました。
先週の事です。いつもの様にバイブを使って息子とのいけない事を思いながら慰めていると、玄関の鍵を開ける音が聞こえました。初めての事態に私は慌てて衣服を着ようとしましたが、上の服をリビングに脱ぎっぱなしにしていた事に気付き愕然としました。そのうち息子が階段を上がる時の特徴的な音がして、ガチャとドアが開きました。その時の私の第一声が「ノックくらいしなさい!」自分でも笑ってしまうくらい間抜けな発言です。「俺ん部屋で何してんのって、あぁ、やっぱそういう事ね」「やっ、やっぱって?」「いやにベットが女臭いと思ってた。部屋に女友達は入れたこと無いから、もしかしてと思ってさ」「ど、どうして帰って来たの!?」「あの!俺んちなんですけど?」「あ、そういう意味じゃ、あっ」息子がスッと近付いて来て「俺でいいの?かあさん」「は?な、何言って、きゃぁっ」
突然息子に押し倒され、私はパニックに陥りました。確かに息子と交わる自分を想像しながら慰めてはいましたが、現実となると話は別です。
「お、お母さんなのよ!あなたなんて事っ、痛っ、離しなさい!!」「親父より俺がいいんだろ?か・よ」
息子に耳元で名前を囁かれた・・・、カーッと全身が熱くなり、同時に力が抜けていきました。
「時間は有るし、ね?母さん、いや、加代好きだよ」「許してぇ、謝るからぁ」「だめ、絶対するよ、俺」
息子の腕力と目の真剣さに抵抗する気も失せた私は息子のおもちゃの様に扱われ、秘かに夢見た事の現実化におののきながら、息子の熱い精を受け入れてしまいました。
先程、息子から外に出て来るようにという半ば命令調のメールが届きました。今夜の自分がどうなるか・・・。嫌でも分かってしまい、震えが止まりません。