兄との「その時」は帰省3日目にやって来ました。
我が家は両親の他に祖父母も同居していて、家で兄とどうこうなど、とても
できる雰囲気ではありません。
でも2日の間に、お互いの気持ちの高ぶりは確認し合えていました。
3日目の朝、食卓で兄が「久し振りに海さ行って貝採ってくるかー」と
誰にともなくつぶやくと、母が「今日は静かだし、いいんでねか?」
「んじゃ美紀も来っか?」の兄のひと言で事は決まりました。
そこは子供の頃からよく行っていた岩場でした。
ちょっとした山越えがあるため地元の人もめったに来ない隠れ家的な岩場。
洞窟状にオーバーハングした岩に面して入り江があり、あちこちに磯が点在
していて数年前までは兄とよく遊びに来ていました。
私が持参したビーチマットを膨らましていると、水着で来た兄はもう海に
入って行きました。途中危ない所で手を取ってくれた時以外は終始無言で
したが2人にもう迷いはありませんでした。
私は子供の頃同様、日陰になった平らな岩にマットを敷くと両膝を抱えて
海面に見え隠れする兄を見守っていました。
失恋の痛みは完全に消えて不思議なほどの幸福感に包まれたひと時でした。
小一時間ほど経つと兄は海から上がってきました。
私に貝がどっさり入った網をほおると
「冷えた~」と言いながらマットに寝転んできました。
濡れた髪の毛が私のつま先に触れる。
私がタオルで髪の毛を拭いてあげると兄はその両手を引き寄せました。
抵抗なく引かれるままに私は兄に覆いかぶさるように倒れる。
兄の顔の上に私の顔が逆さまに重なり自然に唇と唇が重なり合いました。
最初塩っぱかった兄の唇が私の唾液で次第に甘くなっていきます。
やがて兄はそのままの姿勢で私を次第に引きよせ乳房の部分に唇を這わせて
きました。そしてTシャツをたくし上げてくる。
私は体を浮かせるとシャツを脱ぎました。
水着のブラジャーをずらし乳首に唇を這わせる兄。
その頃にはもう陽ざしが真上になっていて、背中に照りつけるような陽光が
当りました。
私は両ひじで体を浮かせるのに耐えられなくなり兄の上に覆いかぶさりまし
た。
兄のビキニの水着がすぐ目の前で、今にもペニスが飛び出しそうに膨れてい
ます。
兄が体をずらして更に私を引き下げると鼻先にそれが触れました。
当然兄の顔も私の股間に触れていて両手でショートパンツを下げ始めていま
す。
少し腰を浮かせると、それはするりと脱がされ、下の水着の横ヒモも簡単に
ほどかれてしまいました。
兄は両指で私の恥ずかしい部分を左右に大きく開き覗き込んでいる。
真夏の太陽の下で膣の奥深くまで見られていると思うと、私は恥ずかしさで
気が遠くなりかけました。きっとすぐ上の肛門も丸見え・・
元彼は安全日以外はアナルに射精していましたから、使い込んでる事が
兄に知られてしまうのが嫌でした。
そんな羞恥心もあっと言う間に消え失せて、むしろ見られている事に興奮
の後押しをされました。
そしてついに兄の舌先が敏感な部分をとらえ小刻みに震え始めました。
私の中にとどまっていた大量の愛液がいっせいに兄の口元に垂れていくのを
感じます。ズルズルと音をたててそれをすする兄。
と同時に兄が自分の水着を下げ始めました。
すぐ目の前に亀頭が赤紫に怒張して血管が浮き出た兄のペニスが現れまし
た。
今までに経験した3人の男性と比べると、すごく黒ずんでいて大きく反って
いるように感じます。
先はもうヌラヌラと濡れていて、しずくが透明の糸を引いています。
兄の手で促されて口に含むと兄がかすかに下から腰を振り始めます。
そしてクリトリスを舐める速度を上げてきました。
兄のペニスを舐め始めた瞬間から絶頂が顔を覗かせ、あっと言う間に達しま
した。
私が両脚を突っ張ったのでそれを察したのか、兄のペッティングは膣口へと
移ります。
私はペニスを含んでいられなくなりしばらく手で愛撫しながら先の愛液だけ
舐め取っていました。やっとまた口に含み1分ほど上下にこすっていると2
度目の波がやって来ました。その頃には兄の指はかすかにアナルにも入れら
れていて小刻みに出し入れを繰り返しています。
そして兄が体を入れ替えて上になってきました。
もう2人の汗と体液でマットはヌルヌルになり滑りそうでした。
兄は下の方に私をずり下げ、つま先でマットの外の岩を蹴る形になりまし
た。そして私の両足首を持つと大きく高く広げ、ペニスを持たずに挿入して
きました。
1、2度硬い物が膣口のそばにぶつかった後、ずるりと侵入してきました。
兄はそのまま最深部まで一気に刺し込んでくると、私の両足を上下させ
更に強く挿入してきます。ペニスの先端が子宮にコリコリと当たる度に
それまで達した事のない大きな絶頂感が近づいて来るのがわかりました。
兄の高まりもピークに近づいているのを感じ
「今日は安全日だからいいよ」と自分でもびっくりする嘘が口をついて出ま
した。
兄は安心したのか、岩にかけた足を蹴るようにして勢いを増して動きます。
兄の顔が上下に動く度に私の顔にポタポタと汗がしたたり落ちてきました。
今はもう兄に持たれていないのに両脚は高く上がり腰が自然に動いていま
す。
(くる!くる!くる!)口に出さずに大きな波を迎えようとしていました。
兄ももうすぐそこ。「きて!きて!きて!」言葉にならないまま叫ぶと
兄の射精が始まりました。動きがガクガクになって鬼のような形相で快感に
身を任せて私の膣に射精を繰り返しています。
そしてついに・・・「だめーーーー」口をついて出た言葉は何故かそれで
した。
私の足の指は一斉に内側に曲がり、足は壊れたオモチャのようにひとりでに
バタンバタンと宙を泳いでいます。
おびただしい潮を吹き出しながら膣が別の生き物のようにのたうっていまし
た。
兄が勢いよく倒れ込んできました。私は足を下ろすと兄のお尻を引きよせて
しばらくの間ゆっくり腰を動かして絶頂の余韻にひたりました・・・
次第に麻痺してきた2人は、家族の目を盗んでは生理中も休む事なく
家でも交わり続けました。
そして当然の事ながら夏休みの後の生理はついに来ませんでした。
楽しかった1か月と、その後の苦い思い出。
それが私の遠い遠い、夏の思い出です。