小学生の頃から問題を起こしてばかりの息子は、28歳になった今でもまともな仕事につかず、
月に二度ほど帰宅しては妻と喧嘩ばかりしている。私は、息子が中学三年の頃、取っ組み合いの
喧嘩で散々痛めつけられて以来、息子とは出来るだけかかわらないようにしていた。妻から息子
の事を相談されても、「あいつの事はおまえに任せるから。」と逃避してはなじられていた。
妻は高校、大学と空手をやっていた有段者なので、息子も素手ではかなわぬと思っているのか、
口喧嘩ばかりで、決して妻には手をあげなかった。
しかし、そんな息子も私たちに金を無心することはなく、どうやって生計を立てているのかよく
分からなかった。何かヤバイ事でもやっていなければと思っていた矢先、覚せい剤所持で捕まっ
たのだ。初犯で執行猶予だったが、どうも今でも何かおかしいのだ。
そんな折、我が家で大変なことをしでかした。
その日、妻に同僚の送別会で遅くなることを伝えておいたが、予定よりずいぶん遅く、深夜1時
過ぎに帰宅した。二階の息子の部屋だけ明かりがついていた。昨日から息子が戻っていたのだ。
鍵を開け、暗い寝室の明かりをつけると、ベッドに妻が寝ていないのだ。居間、キッチン、客間
どこにもいない。ただ、今のソファーやテーブルがあちこち向いて、ものが散乱して、破れた妻
のスカートや下着が落ちていた。ただ事ではないと二階の息子のもとに向かった。息子の部屋の
ドアを急いで開けて驚いてしまった。ベッドの端に座って、私のモノより遥かに大きな半立ちの
ペニスをちり紙で拭いている息子が、異様に眼をぎらつかせて、にやりと笑って私に言った。「
あんたには悪いが、おふくろのマンコは頂いたから、これからもよろしく。散々暴れて逆らった
が、この通り、逝っちまったよ。」とベッドに下半身裸で大の字に横たわり、時折痙攣している
妻の下腹部をなでていた。「いい体してるぜ。やっぱり親子なのか俺のデカチンにはぴったりだ
ぜ。思い切り突いたら白目剥いて失神しちゃったよ。さあ、今夜はまだまだやりまくるから、あ
んたは下で一人で寝な。さっさと失せろ。」と異常な顔つきの息子が怖くなり、あわててドアを
閉めた。ドアの外で聞き耳を立てると、しばらくして、妻の低く唸るよう大きな声がしてベッド
がガタガタきしみ始めた。妻を奪われた私は何とも言えない気持で階段を下りた。寝室で床につ
いても、天井を伝わって息子が妻を責め立てる激しい音が一晩中聞こえてきた。朝方になりうと
うとして9時ころ起きると、相変わらず二階の激しい音が響いてきた。息子は覚せい剤をやって
いるに違いないと確信したが,,,,,,