あたしはあたしはかなり酔っていた。
久しぶりに帰ってきた兄と飲んだからだ。
3・4ヵ月に1度帰ってくる兄は船員だ。
いつも何かと土産をもってきてくれる。そう高価なものではないが
あたしはとてもうれしい。それに、「好きなものでも買いな。」と小遣いもくれる。
そんな兄が大好きだ。
その兄が帰省したら未成年だけどよく飲みに行ったりする。
兄は船乗りらしくよく遊んでいるみたいだ。
時々、たどたどしい日本語で電話が懸ってくる。
フィリピンの女らしい。あたしはなんとなく嫌悪感があって1度兄の携帯を盗みした時
可愛いフィリピンの女や金髪の綺麗な女が写っていた。
兄は今は国内航路に乗っているが今の世の中だ港、みなとに
街のいたるところにそんな店はいくらでもあるだろう。
家でも時々友達とそんな話をしている。
あたしは真面目でも悪でもないごく普通の女の子だ。
顔は自分で言うのも、なんだけど佐々木のぞみ似のあんまりメリハリない顔だ。
兄は可愛いと言ってくれる。それだけで十分だ。
前置きはこれくらいにして、
兄に誘われて近くの居酒屋とスナックで12時ごろまで飲んで
家に帰った。兄にもたれかかるように抱きかかえられて部屋まで連れて行ってもらつた。
両親や妹はねていた。
「ありがとう。兄ちゃん」あたしは兄が出て行くのをみとどけ服を脱ぎブラとパンティ
だけでベットに倒れるように寝た。
どれくらい時間が経っただろうか・・・
あたしは夢の中でとても甘美な世界にいるような気分だった。
ジンジンと快さが腰のあたりに漂っている。何か背筋を通って脳天までツーンとくる気持ちよさだ。
目をあけようとしたが目を開くとこの甘美な気持ちよさが消えてしまいそうでそのままこの世界に
浸っていた。誰の手か知らないが乳房や乳首をやさしく揉み解し舐めてくれる。
現実なのか夢なのかよく分からないのだ.酔いのせいなのか夢なのか。
でも、とにかく気持ちがいいのだ。太腿の方に指が這う。「あぁっ」思わず声が出た。
奥の方から熱いものがじわりと湧きでた。1度出てしまうと後はとめどなくあふれてくる。
「ああぁ・・恥ずかしい・・・」理性の片隅で思うがこの甘美な心地よさを壊したくないと
もう気持ちが強かった.得体の知れない相手だけど何か安心感と自分自身の淫乱さに入り混じり
体や頬がカッと火照った。次にその指はあたしの一番敏感なクリストス柔らかくタッチした。
その時思いかけず愛液がドッと溢れ出た。「ああーっ」吐息まじりの声があたしの口からでた時
「あっ、これは現実だ。誰かがあたしの体をまさぐっている。」とハッキリとじかくした。
お尻のほうへ滴れる愛液もハッキリとわかる。しかし、もう誰でもよかった。あたしをもっともっと
甘美な世界へつれてって・・・やめないで・・もっと、もっと狂わせて・・」腰が自然に浮き上がって
その快楽を求めて腕は誰とも分からぬ相手をしっかり抱きしめていた。
もう夢中であった。このまま天国か地獄かどっちでもいい。
考えることすら面倒なことくらい、この気持ちよさを逃がしたくなかった。
パンティがぬがされるのがわかった。「あぁ、来る。」心臓がもっと早く高鳴った。
あたしはバージンだった。それでもこんなことになるのだろうか。
不思議だった。来る、来る、思っていたがそれは、まだだった。
唇が乳首をはなれじわじわと下へおりてゆき、おへそのあたりそして
内ももに這っていく。あたしの手は知らず知らずその者の頭を追って抱えて押し付けていた。
そして、一番女らしいと言うより女そのもののクリに触れられたときあたしの体はおおきく
反り返り手に力をいれ頭押さえつけた。しばらく、やさしく強く吸われたり甘噛みされて
あたしの頭の中は真っ白になり快感の他は何ひとつ考えることができなかった。
その時あたしは女なのだと、ふいに思った。女、そう、女なのだ、と。
『めぐみ・・」小さいけれどはっきりと兄の声がした。始めから分かっていたようで
分からなかったような、そんな奇妙なきもちだつた。しかし、すごく安心した気持ちになった。
頭の片隅では「いけないことだ」と、かすかに思ったことを覚えている。
でも、もうとまらなかった。経験がないのにこんなにも快感を、男を求めることが不思議でならなかった
酒のせいもあるかも知れないが、それよりこれが、自然の摂理、男と女の性かもしれない。
オナニーをするのもきっとそうだ。理屈はいらないのだ。
あたしは兄が好きなのだ。愛しているのだきっと。兄はやさしかった。優しくキスをしてくれた。
あたしは自分から兄にむしゃぶりついていった。その行為はあたしを益々燃え上がらせた。
「いいね。」兄は唇をそっと離すと言った。あたしは無言で兄の唇を求めた。それが合図だった。
あたしのokのあいずだった。この時あたしはハッキリ目覚めていた。だけど、善悪など関係なかった。
兄のモノが静かに確実にあたしの蜜壺に滑り込んできた。一瞬痛みがはしったが兄に力任せにしがみ付き
痛みをこらえた。いや、それ以上に