一昨年の夏、妹の旦那が海外出張で不在なので、芝生を刈るのを手伝いに行
った。
その年の春に新築したばかりで、うらやましい大邸宅だった。
半日かけて隅々まで刈り終え、妹も私も汗だくになった。
シャワーを借りた後、まだ暑かったのと、ちょっとした遊び心で、腰にタオ
ルを巻いただけで出てきた。妹は「いやだあ、汚いもの見せないでよ」とか
言いながら、自分もシャワーを浴びに行った。
そのうちに、妹も出てきたが、何とバスタオル胸と腰を覆っただけの姿だっ
た。
驚いて、「お、お前、汚いもの見せるなよ」と言うと、「兄さんこそ、なん
でまだそんな格好なの。もしかして、私に見せたいんでしょ」
何か、妙な雰囲気だったので、ふざけついでに、バスタオルを引っ張り、裸
を見てやった。
結構、巨乳で綺麗な裸だった。
妹は悲鳴を上げてうずくまったが、すぐに俺のタオルを引きはがした。
「わあ、汚い。兄さんのって、かわいくない」
お互い30過ぎなので、大人の節度をもってじゃれ合っているつもりだが、
その空気を壊すように、俺のアソコが大きくなっていった。
「やだ、兄さん、しゃれにならないよ」
妹が背を向けて、その場から逃げようとしたので、反射的に後ろから抱きし
めてしまった。
「いや、やめて」
そんなつもりではなかったが、妹を落ち着かせようとして強く抱きしめる
と、だんだん二人の間を妖しい雰囲気が支配していった。
「やめて、やめて」
妹は口先だけで抵抗する。本気で逃げれようと思えば、いくらでも逃げられ
る。妹はその気なんだと思った。自分の中での言い訳のため、抵抗している
に過ぎない。妹に恥をかかせられない。
軽く押し倒してみる。やはり、抵抗しない。
俺も腹を決めた。乳房を舐め、乳首を吸うと、妹は大人しくなった。クンニ
をしてやると、声を出した。兄さん、兄さんと言いながら、背中に手を回し
てくる。
あとは無我夢中。
「中に、出してもいい?」
「それだけは駄目。今日は危ない日だから」
「じゃ、口にしてもいいか」
「嫌。汚いもん」
それなら、顔に出してやろうかと思い、勢いをつけてフィニッシュしよう
とした時、突然、妹がイッて腰くだけになり、つい、中に出してしまった。
「げっ、兄さん、何考えてるの、バカ」
何を言われても、後の祭り。幸い妊娠はしなかったが。
それから2年。ずっと気まずくて、二人だけで会うことはなかったが、今度
の週末に芝刈りの手伝いに行くことになった。どう接すればいいか、悩んで
いる。