夫と離婚が成立した日でした。家に帰っても着替えもしないで、呆然としてしまったのです。悔しさと悲しみがこみあげてきました。そんな私の隣に息子が座ってきました。
そして、優しく肩を抱いてきました。心がやすらぐ感じでした。
でも、そんな気持はすぐに打ち破れてしまったのです。息子の手がブラウスの上から胸を触ってきたからです。私は、息子の手を払いのけました。「ちょっと、やめなさい」息子は無言のままでした。息をあらげながら、抱きついてきて、胸をまさぐろうとしたり、タイトスカートの中に手を入れてこようとするのです。唇さえ重ねてこようとしました。
私はパニックになりながら、必死に息子を押しのけようとしました。目の前にいるのは、息子ではなく欲望をあらわにした男でした 徐々に体力の違いを思いしらされました。
胸を揉みしだかれ、スカートの中に手を入れられてまさぐられてしまったのです。私は、泣きじゃくりながら、「やめて」と訴えました。息子は容赦なく私を押したおして馬乗りになりました。ブラウスのボタンがちぎれました。ストッキングも乱暴におろされてしまいました。息子は、むしゃぶりついてきました。私は、羞恥心でいっぱいになりました。歯をくいしばって耐えるしかありませんでした。すぐに限界がきてしまいました。はしたない声をあげてしまったのです。どんどん高まってくる感じでした。そして息子を受け入れてしまったのです。息子にしがみついて、息子を受け入れてしまったのです。
私は、母でさえなくなってしまったのです。