しかし場所が町中のコンビニ、彼と遊ぶシチュエーションがイメージ出来ずにいました。
それでも彼には数少ない特別な出会いを感じていて車を降りるとコンタクトを取ります。
「塾、お疲れ」
キョトンとして私を見ました。
「お迎え、待ってるの?」
「あ、はい」
「ママがきてくれるのか?」
「あ、いえ、バアちゃんです」
「そっか、勉強すき?」
「あ、いや、」
「ははっ、そうだよなあ、でも、頑張ってな」
「あ、はい」
その日はそれで終わりです。刈り取りにはまだ早い。もう少し心の接近が必要でした。
コンビニでもう一度飲み物を買うと店を出て一本を彼に手渡すと!驚いたような顔をしたけど受けとりました。
私は車に乗って場所を移動、離れた所から彼を観察しました。
お迎えが来たのはそれから約15分後です。
その後も偶然を装ってコンタクトを取りました。コンビニの前でバリケードに腰かけながら色々と聞き出します。塾には月曜と水曜のこの時間に通ってること。母親はいなくて祖父母と暮らしていること。父親は遠洋漁業に出て暫くは帰って来ないことなど、その他たくさんの情報を聞き出しました。祖母のお迎えが来る前には別れます。そしてその車を尾行。家までは車で約15分あることも分かりました。完全なストーカーですね。
その帰りの途中に公園があり、そこのトイレで彼の小さなペニスを口に含み精液をもらう事を妄想しながら自慰をして楽になると家に帰ったのです。
この時点では彼へのイタズラをする具体的なプランは私にはありませんでした。ところが…………
月曜日、コンビニで彼を待っていると駐車場の前のバス停に彼が行くのです。
車を降りて声をかけました。
「今日はどうした、お婆ちゃんは来ないの?」
「あ、はい、バスで帰ります」
「何処まで帰るの?、雨が降るぞ」
確かに雷雨が来そうな空でした。
「槌槌槌槌町まで帰ります」
「おー、何だよ同じじゃねえか、車で送ってやるよ」
そう言っているうちにポツリ、ポツリと降ってきたと思ったら雷を伴って猛烈に降ってきました。
「ほら濡れるから早く乗れよ」
彼の手を掴むと私の車へと連れ込みました。
乗るまでの一分足らずで二人ともずぶ濡れです。後部座席からタオルを取ると彼の頭をごしごしと拭きます。俺が笑うと彼もつられて意味もなく笑いました。
「ボーズ、シャツ脱げよ、風邪引くぞ」
彼の黒いシャツを裾から万歳させて脱がします。窓から外が見えないほどの豪雨でした。
「走ってるうちに少しは乾くだろ」
私のシートのヘッドレストに彼のTシャツをかけるとコンビニの駐車場から車を出しましたが、いわゆる通り雨で直ぐに明るくなり、青空さえ出てセミが盛んに鳴き始めました。
彼に道を確認しながら車を走らせます。本当は既に分かってはいましたが。
実はそれまでにこの千載一遇のチャンスを生かすプランが私の中に芽生えていたんです。
そして、声をかけました。
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