その時の俺の心境は、なんって表現していいかわからなかった。ここは海外であり、相手は中国人とはいっても、女が俺のすぐ隣でオナニーしているなんていう構図は、俺の人生の中でも初めてだった。
ただ、あれだけ酒を飲んで、暗い部屋の中にはいって少し寝てみたら、酒の酔いによる不注意と、寝ぼけているか何かで、自分の家だと勘違いし、オナニーでもるするものか。等といろいろ考えた。
しかし、飲んでいる量は、日本での飲み会での ついつい飲んでしまった。 なんていうレベルではなく、ただでさえアルコール度の高い杏露酒や紹興酒を、あれだけの量を飲めば、こうもなってもおかしくないのかとも思った。
とにかく色々考えたというか、色々錯綜したといったほうが的確かもしれない。しかし、現に俺のすぐ横で女がオナニーしているのはまぎれもない現実だったのだ。
かといって、俺になにかそれからアクションを起こせる訳でもなく、俺は寝ているフリをしながら、王さんのオナニーによる音声や効果音を戸惑いながらも、興奮してそれを聞いていた。
最初ゆるやかだった王さんのオナニーは本格的なものへとなり、喘ぎ声も、 アウワ! ハワ!! ッヤン!!! 等と激しくなっていった。もちろん音声に合わせ、自分のクリトリスなりを指でこする動作も激しくなっていた。
激しいなんてものじゃなかった。きっとパンツの横から指をすべりこませてクリトリスを弄っているのだろう。王さんの指や手首が、パンツの生地やスカートの生地に激しくこすれる摩擦音を立てながら、アアア!!!! ハウワ!!!!! といって暗闇の真っ暗な部屋の中、イク事だけを目的とした激しい高速オナニーを展開させているのである。
結局、最後まで何もできなかった俺は、王さんが、オナニー開始から3,4分後にビク!!!ビク!!!!と大きく腰を動かして果ててしまうまでの間、ずっと俺は息を殺してそれを眺めてしまう(といっても暗いのでシルエットの動き以外何も見えないけど)のであった。
すると王さんはイってしまってすっきりしたのだろうか、また静かになりベッドの上でまるまって寝てしまった。
俺はそれから興奮してしまい、それからの数時間は眠れなかったが、太陽が出てくる頃になんとか落ち着いて眠りにつきかけていた。
朝日が差し込み薄暗くなったアパートの中、、すると王さんが突然、ガバ!と起き上がり、「へ? どこ? ええええ???」 みたいな反応を、中国語で 「ファイ? イエ? チョウワアア???」みたいだったと思う。そんな聞きなれない中国語のリアクションと同時に起き上がったのである。
それにつられて起きた俺。「あ、どうもw」と答えたが、王さんはどこから記憶がなくなっていたのか、「昨日お店で一緒に飲んでた人よね?」みたいな事をいってきた。
それから改めての自己紹介が始まり、昨夜、王さんが酔っぱらって家に帰れなくなったので、タクシーで俺の家に連れてきて寝てもらった。という事を伝えた。
すると王さんはまだ状況が読み込めなかったらしく、「あ、、ありがとうございます。ごめん、迷惑かけてしまって」と俺にあやまってきた。それに「いえいえ。」と答える俺。そしてしばらく沈黙した。
すると王さん、「あの、なにか私寝ているときになにしましたか」と真面目な顔で聞いてきた。俺はどう答えていいかわからなかったが、、、「うん、、まぁ・・・なんというか、、気持ちい事?みたいな?ww」と笑って見せた。
すると顔を赤くした王さんは、「アウーー ><」と言いながら顔を両手で隠したのだった。
なんか雰囲気が一気になごやかになった(笑)
そして俺は、「今日は仕事じゃないの?」ときいたら、「しごとだよ」と言ってきたので、「どうする?家かえる?」と聞いたら、「時間ないから、このままいく。」と言ってきた。でもその前にシャワーだけ貸してほしい。と言ってきた。俺は、「どうぞ どうぞ」と快く、タオルを差し出した。
それから王さんはシャワールームに入っていき、俺も寝る前に歯を磨いていなかったので王さんがシャワーを入るドア(といってもシルエットとか映る透けガラスとかのドアではないので)の前の洗面所で俺も歯を磨いた。
洗面所の足元には王さんが脱いだ衣服が丸めてあり、そこはやっぱり女性。パンツやブラはジーンズの中に隠れていた。俺は歯を磨きながら男としては当たり前の好奇心で、ちょっといたずら心で王さんのブラやパンツを物色してみたのだが・・・。
やっぱ中国人っていったら中国の人に失礼だけど、、王さんの黒のパンツの裏のアソコが直接付着する白い布部分は、真っ黄色に染みついていた。(たぶん、トイレいったあとふいてないんだと思う)
うおwww と苦笑いしそうになったが、王さんが美人な人だったので、これはこれでアリかw とも思った。と同時に、(相手が警官じゃなかったら、ベッドに持ち込んだりしてみるのになぁ・・・)なんて思った。
そしてシャワーから出た王さんは、カバンの中から簡単なメイク道具を取り出し、軽くメイクをした後、俺の部屋から出かけようとした。
すると王さんのほうから、「今日も一緒に呑もう」と言ってきたのだった。俺は「うん。いいよ」と答えた。
もしかして、俺と王さん、このまま付き合ったりしちゃうの?ww なんて異国の地での数奇な出会いに俺は心がときめきかけていた。
この日休みの俺は王さんが出勤した後に、今度こそやっと安心して睡眠をとり、、夕方を来るのをまったのだった。
そして夕方がきて、あのいつものスナックで待ち合わせをし、俺たちは合流した。王さんはどこかで服を着替えたのか、昨夜とは違う服装をしていた。昨日は休みだっから、(中国で流行りの?)ミニスカなんてはいていたのかもしれないが、仕事帰りの日は落ち着いた地味な紺色のズボンに地味な茶色のセーターに、コートだけは白のダウンコートだった。
そして俺は、今度はちゃんと意識のある王さんに対し、「家で飲みなおそう」と2次会は俺の家で。と誘った。すると王さんは、「うん。いいよ」と答えてくれたのだった。
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