ここまでなんの変哲もないストーリーですが、読んでくれてる人がいて安心しました。この先、特異な展開に転んでいくのでよろしくお願いします。
それから俺は、いつもどおり帰宅後の時間を使っての滝口さんとのラインチャットを交わす中で、「今度の終末でも飲み行きませんか?」と、かなり普通に誘ってみたのです。もちろん予想どうり、「うん。いいよ」との快い返事を返してくれたのでした。(むしろ、ここまできて断られたら「なんで?」ってなります)
そして予定どおりに終末の金曜になって大阪梅田の地下街にある居酒屋に足を運び、二人で「カンパーイw」とジョッキを飲みほす俺たちが居たのです。
最初はやっぱり仕事の愚痴。そして先輩、同僚の陰口からスタートしました。ですが、途中から「酒がまずくなるwww」」と滝口さんが言い出し、中盤からは個人的な話しの内容にシフトしていったのです。
とはいっても、初めて聞くプライベートな領域の話し。以前の職業や家族構成(具体的には今更だけど結婚しているのか、彼氏はいるのか、また独身者ならいつから独身なのか)といった話しになっていきました。
この時、滝口さんは「半年前までは同棲してた。でも今は別れてしまって決着ついてる」と言ってくれたのです。それを聞いた俺は(安心して手出せるパターンだな・・・w)とまだ成功したワケではないのに勝手に安心しておりました。俺の方も「彼女は3年間いないっすね・・w」と返事をしておきました。
この段階で誠実に付き合おうといえば、もしかしたら別の方向に転んでいったかもしれません。あまりにもここまでの段階が健全な段階を踏んでおり自然体な出会い出会ったからです。
ただ・・・。運命はそうはさせなかったようです。
ここで俺の心理状態を説明させて頂くと、最初、飲み始めた頃の俺は誠実さ100%だったと思います。もし、酒さえ入っていなければ誠実な俺のまま話しをし、そして誠実なまま、「付き合って下さい」といった・・・・かもしれません。あくまで「かも」です。
ですが、酒が入ってくるにつれて、俺の中に邪心が芽生えてきたというか、(付き合うのももちろんいいけど、まずヤリてぇw)といった、一言でいえば性欲ですよね。そういったものが増幅して来たのでした。
相手とこうして心通わせて酒を飲んでいる。その状況に調子に乗ってきた俺は、簡単に言えば「悪ノリ」ですよ。口は禍の元とは言いますが、俺は調子にのって「滝口さんw この前、会社の中でちょっと見てはいけないものを見てしまって・・・w」と、先日の昼休みに、たまたま足元の携帯電話を取り出そうとしたときに見えてしまった。という例の話しをしたのです。
まさに酒の酔いが、この話しを出来るほど打ち解けているんだ俺たちは。という「勘違い」をさせているとも言えます。
が・・・・。結果としては、「悪ノリ」でもなければ「勘違い」でもない、まったく想定外の方向に話しが進んでいったのは今考えても驚きです。
この時の滝口さんは酔っていた。(とまずは言っておきます)
この話しを俺の口から聞いた滝口さんは、決して怒るワケでもなく、俺を軽蔑するワケでもなく、「うっそーんw 見えてたの?www」とケタケタ笑いだしたのです。その軽いノリに安心した俺は、さらに調子にのって「白パンツばっちり見えてました♪」とさらに話しを深く掘って言ったのでした。
いくら酒の勢いがあった上での暴露話とは言えども、冷静に考えれば、俺はかなりの冒険に足を踏み込んでいる事になります。ですが、結果は滝口さんの軽いノリ。俺は(こんな領域まで快く受け止めてくれる人なんだ・・。懐が深いっていうか、めっちゃ気が合ってるやん俺たちw)と感じました。
すると、ここからが俺が最も伝えたい「特異な展開」とやらになっていくのですが、今度は滝口さんのほうから攻めの姿勢を見せてくるようになったのです。
滝口「私のなんかでいいのなら、わざわざ会社の昼休みっていう危険をおかさなくても、見せてっていったら見せてあげるのにwww」
・・・・・・。 ・・・・。 ・・・・・。
とまで言ってきたのです。
はい。俺が予想していなかった展開というのは、そもそも滝口千鶴29歳。というヒトは、俺と出会うまでもなく、俺が覗くワケでもない以前から、この手のエロ系が好きだった。と言ったほうが適切なのかもしれません。
ここから先の話しも、ずっとこのテーマからはブレないとは思いますが「滝口さんは異性の目線というものに強い興奮を感じる性癖の持主」であった。という事です。(当然、この段階では知る由もありません)
この時の滝口さんは酔っていた。(とまずは言っておきます)と予め表現したのはこういった理由からです。
少し巻き戻しましょう。
滝口「私のなんかでいいのなら、わざわざ会社の昼休みっていう危険をおかさなくても、見せてっていったら見せてあげるのにwww」
俺「え!?w マジで言ってるんですか?w やった♪ じゃ、今はどんな感じなのですか?」
滝口「こら、さすがにここで(店の中で)見せるのは不味いでしょ」
俺「す、、すみませんwwwww」
てっきり、酔っ払ってるだけだと思ってました。俺も同様にです。
ただ酒の勢いが、こんな領域の話しまで進めてしまっているだけ。この時は何も疑わなかったし、そして最高に楽しい時間が流れていました。
時間にして夜の21時頃。仕事が終わって飲み始めて、かれこれ3時間近く飲んでいる計算になります。「そろそろお開きにしますかw」と二人は店を出ていき、滝口さんは俺の腕を掴み、フラフラと駅に歩いていきました。この時ばかりは周囲の人がみたら酔いどれのカップルか、或いは夫婦に見えた人もいるかもしれません。
思いのほか滝口さんが酔っぱらっているので俺は「心配なんて家の近くまで送りますよ」と言い、(このままバイバイは流石に惜しい・・・w)俺の家からは逆方向でしたが、滝口さんの家がある地下鉄御堂筋線から千里中央に向けて電車にのり、緑地公園駅で降りていったのです。
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