プルルルル♪ プルルルル♪
僕(あれ。先輩、電話でねーな。ま、いっか)
2日目
プルルルル♪ プルルルル♪
僕(今日も出ないな。。忙しいのかな。。うーむ。。よくわからん。)
3日目
プルルルル♪ プルルルル♪
僕(なんか無視されてる?怒らすような事したか?いや、携帯が壊れてるだけかもしれない。でも心配だなぁ・・・)
ある日、突然・・・先輩は僕からの着信を出なくなったのです。呼び出し音はなる、、でも出ない。こんな日が3日連続続きました。
さすがに心配になってくる僕。もしかしたら体調悪くして、家で倒れているのに誰にも気が付かれずにいるのか?そんな事さえも考えてしまいました。ですが、先輩と僕との家は、そこそこ離れている。ちょっと顔出しに来ました。という感じで会いに行くのは難しい距離でもあったのです。
4日目
プルルルル♪ (僕の携帯電話の着信音)
僕(あれ?知らない電話番号だな。誰だこれは?あ、、もしかしたら先輩かw きっと携帯壊れたか何かで別の電話からかけてきたんだなwww)
僕「もしもしwww」
見知らぬ女「もしもしー。多田さんの携帯でしょうかー?吉川です」
僕「吉川さん?えーっと・・」
吉川「この前の入信日にご一緒させてもらった吉川ですw」
僕「あーw どうもこの度はw」
この吉川さん、年齢は35歳。教団の中での新野さんの親友という立ち位置にいる人でした。既婚そして・・・秘儀の活動はやっていないみたいですが、、一応、裏のグループの一員でもある人でした。その吉川さんが一体、僕になんの用事なのか?
吉川「えーと、少しお話したい事があってですね?w 直接会う事は出来そうですか?w」
僕「はぁ・・・お話ですか。構いませんが・・・」
この先輩との連絡が途絶えた時に、この見知らぬ吉川さんからの連絡。なんとなく。。嫌な予感がしたもものです。
その日・・・。
僕「お話って何でしょうか?」
吉川「えーとね、、出来ればこういった話もあまりしたくはないんだけど、、一応、グループの方針で「直接、多田さんに話す」という方向で決まった事なので、こうして私が話にきましたw」
僕「え、、、何かあったのでしょうか?」
吉川「うん。。きっと心当たりあると思うんだけど・・・紗英子さん(先輩)の事なんだけど・・・」
僕「ええ。。。先輩が何か?」
吉川「まぁ。。多田さんも10代、20代の子供じゃないから、社会の事を理解している人だと信じているので、申し上げますが・・。少し多田さんと紗栄子さんとの事が問題になっててね」
僕「問題に?」
吉川「うん。。いろいろと教団の方に、信者さんから問い合わせがあるんですよ」
僕「はぁ。」
吉川「分かりますよね・・?」
僕「僕とー・・先輩が一緒にいるとか。そういう部分でしょうか?」
吉川「うん・・。そこなんだけど、手をつないで歩いていたとか・・キスしてたとか・・なんですけど、、まぁ。。人はなんでも尾ひれ、背びれつけて話すからさw でも・・・。一応、両方の意見を聞いておかないといけないでしょう?」
僕「はい。。」
吉川「実際のところ・・紗栄子さんとの関係なんですけど、、どうなのかな?私たち、ほんと何もわからないんだけど、二人はちゃんと付き合いをしているとか、結婚考えてるとか、そういうのはあるのかな?」
僕(え・・・正直に言うべきなのか? これ、、何かの取り調べなのか・・?)
僕「先輩との関係は、、そうですね。いちおう・・付き合う、とかそういう口頭での約束は果たしていませんが、実質・・付き合ってる、、いや周囲から見ればそう捉えられてもおかしくない距離感ではいたかもしれません」
吉川「やっぱそうなんだw」
僕「はい。。それが何か問題でもあったのでしょうか?」
吉川「いえ、二人がもし付き合ってる、結婚前提である。。というのであれば何の問題もありません。それどころか・・・私たちはあなたたちの関係を祝福したいと思ってます。ですが・・・」
僕「はい」
吉川「人から誤解されているのも事実です」
僕「ええ・・。」
吉川「あの、多田さんの事を攻めている訳じゃないからね。そういうつもりできた訳じゃないから。そこは理解してくださいね」
僕「はい。」
吉川「問題といっても、紗栄子さんの方なんですよ。」
僕「どういった部分が・・?」
吉川「紗栄子さんは、いっても教団の中では、霊能者としての資格を有する人であると同時に、信徒を教化、指導していくべき立場の人なのはご存知よね?」
僕「はい。僕も、そういう立場の人であると認識した上で、先輩とはお付き合いさせて頂いてましたが」
吉川「でも、誰もがそのとおりに捉えてくれる訳じゃないのも事実。」
僕「要するに、外野でゴチャゴチャ言ってる奴がいるっていう事ですよね」
吉川「落ち着いて。。もう一度言いますが、多田さんは社会の事、人間の事をちゃんとわきまえている人だと信じているからこそ、お話しているという事を思い出してくださいね」
僕「・・・。で、結局、どうしろと?」
吉川「いえいえ。多田さんに何かしてください、という事ではないのです。いや、むしろ多田さんに謝罪しにきたのです。」
僕「謝罪?」
吉川「実は、紗栄子さんの方からも事情を既に聞いたのです。すると彼女は認めました。結婚の意思もなく、交際の意志もなかったが、新入会員の男性に指導という名目を使い、実際には欲を満たすための行為をやっていた。修行浅はかな自分が間違っていたと。そして紗栄子さんは今、謹慎中でグループからの処分を待っている状態です。」
僕「なんスかそれ・・・」
めんどくせえ・・・、これだから宗教ってめんどくせえ・・・。。。なんなん?こいつら・・・キモすぎないか?
吉川「入信して間もない多田さんに、こういった嫌な現実を見せてしまった事は、本当に私たちの周囲の責任だと思ってます。ですが、冷静に考えてみたらわかるように、決して多田さんと紗栄子さんとの間で行っていた事は、人様に胸を張って言える事じゃなかったのは確かでしょう?」
僕「・・・。」
吉川「ですから、本来のあるべき信仰を少しづつやっていきましょう。そして身近なところでは新野さんに何でも相談してください。これが本来あるべき姿なのです」
僕「言いたい事はそれだけですか?」
吉川「はい。それだけです」
とりあえず、ここまでの話を聞いた筋書きを整理すると、、、、
僕が先輩と2度目のHをしたあの日を境に、確かに僕と先輩は越えてはいけない線を越えてしまった感じは持っていました。
お互いが遠距離に住んでいるという事もあり、デートするときは必ずといっていいほど、繁華街に繰り出していたし、基本、手をつないで歩いていました。すでに書きましたが、帰り際にキスをしたり、ボディタッチしてじゃれあったりもしていたのは認めるところです。(会えばかならずヤってましたし)
おそらく、こういった1か月半の僕と先輩との関係を、吉川なる人物のいう事を信じるのであれば、誰かに目撃されていた。という事になります。それが1度や2度だけじゃなく。
挙句の果てには、先輩が・・・「結婚の意思もなく、交際の意志もなく、性欲を満たすために行為を行った」とまで言っているのです。
それを僕が先輩に真偽を確かめようにも、先輩は電話を出なくなっているので問いただす事も出来ません。
そして、吉川氏の主張では、あくまで今回の出来事は、一線を踏み外してしまった先輩の行為にすべての責任があり、本来、わたくしどもの教団はそのような行為を認めておりません。という事で先輩を失脚させる動きに出てきたというわけだ。(秘儀の事ではなく、霊能者、指導資格を有する者が、新入会員を相手に性的関係を構築する行為を認めていないとの意)
そりゃ確かに。。。冷静に考えれば、僕と先輩がやっていた行為がオトナとしても、社会人としても、ましてや宗教者としても正しい行為なのかと言えば問題があるかもしれません。が・・・だからといって他の誰かにギャーギャー指図される必要があるのか?といえば、それはそれでハラが立ってくるというものです。
(めんどくさ。。。もうええわこの団体。フル無視しよっと)
僕はそう心に決めました。
教団関係者からの電話をフル無視し、一切連絡を取らなくなって数日後・・・・
>>僕の家
ピンポーン♪
ガチャ
僕「あーい」
西田「どうもw 多田君?いきなり来て申し訳ないね。驚いた?w」
僕「どちら様?(多分、教団の人だろうけど)
西田「始めまして。〇〇教団〇〇支部で、支部長やらせてもらってる西田と申します。」
僕「どうも」(活動しなくなった信者に対する家庭訪問ってやつだな。先輩もやってたからなぁ。とうとう俺んトコにもきたか)
西田「実は・・・お話しようと思いましてね」
僕「話ですか」(なんだよ。お前もかよw)
ところが・・・。この西田という人物、例の新野さんの動画に映ってた動画②のオッサンだったのです(笑)つまり裏グループの構成員の一人wwww
で、なんでこのオッサンが僕の家に来たかというと、、、このオッサンとの会話なんて適当に要点だけ言いますが、以下のとおりでした。
西田のオッサンは先輩との一定の信頼関係が構築されている上級信者の一人であり、裏グループの中でも先輩同様に指導者クラスの立場との人でした。
その西田のオッサンが言うには、ここは先輩の身から出た錆でもあるんだけど、僕との交際が教団メンバーの数名に目撃されて、教団のほうにタレ込みがあったのは事実だと。
だけど、問題なのは日ごろから先輩の事を失脚させようと虎視眈々と狙っていた裏グループの数名が、審議という名目で先輩を呼び出し、僕に対して行っていた行為を全面的に総括させ、「まちがっていました」とまで認めさせる行為に発展したの事。(ただ、審議の場に西田のオッサンも同席していたらしいが、結婚の意思もなく交際の意志もなく、なんて言ってないといってた)
そして先輩は二度と、僕にはかかわらないと誓約をさせられ、それから現在は謹慎処分という事になっているとの事。
そして・・・西田のオッサンが、わざわざ僕のところに来た理由は、吉川をはじめ、新野さんもはじめ、実際は先輩の事を疎んでいたグループの一員であり、今回の出来事をきっかけに先輩を失脚させ、キミ(僕)を自分たち側に引き込もうとしているから気を付けて・・・。
と言いに来たとの事だったのです。
新野グループの主張
「日頃は霊能者、指導者といって偉そうな顔をしてはいるが、実際にやっている事は、新入会員のひとまわりも年が離れた男の子に、色目をつかって接近し、教団の秩序、厳格さを貶める行為だと分かっているにも関わらず、目先の性欲を克服できなかった失格者」
西田のオッサン側の主張
「確かに、一線を越えてしまったという風に捉えられても仕方のない行為だったのかもしれない。しかし、二人の関係が実際にどうなのかは二人にしか分からない事であり、他人がどうこうそれを理由に同志を貶める事は、本団体の教義に大きく反する悪魔の行為である」
ここまで整理出来て、僕は思ったのです(両方とも信用できない・・・)と。
その理由・・・。僕と先輩がいろいろやってる1か月半。先輩は急に「中で出していいよ!」「今日は安全な日だからw」「中で出された時って、すごい魂の一体感あるよねw」と、やたらと僕に中出しをせびってきていたところがあったのです。
僕(いや、、先輩の中にも早く妊娠して結婚したいとか、、このチャンスを逃したら、次はいつ結婚できるか分からない・・・そういった焦りみたいなものもあったんじゃないか・・・)と思ったのです。
と同時に・・・。
僕(それを言い出せば新野さんも同じだぞ。。。もしかしたら、新野さん・・・てっきり、僕という存在が自分のモノになると踏んでたんじゃないか?それをサラっと横から泥棒猫が盗っていったみたいな感じになって先輩の事を逆恨みしているんじゃ・・・)←この見解は間違ていませんでした。
そう考えれば・・・なんとなーく合点がいったものです。
要するに・・・・この問題、「女同士の嫉妬」が根っこにあると・・・。
僕(そろそろ、前々から考えてた引っ越しトンズラ・・・実行するべき時がきたのかな。でも・・・その前に・・・・・w)
次回、乞うご期待!
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