お待たせしました。とりあえず出先で執筆していた原稿を投稿しますw
エピソード2
一晩、ゆっくり考えました。今の状況・・・。
最初は映画というきっかけで宗教勧誘を受けた僕。それが友人のアイデアによってEDと言って相手を困惑させてみる。それが、思いもよらない方向へ行ってしまい、宗教勧誘からカラダの関係を構築してしまう結果に。そして・・・あの儀式。霊能力を自らの中に受け入れるという、あの狂気の儀式。。。
そこまで知ってしまった僕は、このままもし、「教団の事は興味ありません」とハッキリ言ってしまえば、(新野のさんの裏の秘密をしった事で)消されてしまうんじゃないか。それほど重大な秘密をしったんじゃないか。と恐れを抱いたものでした。
ところが、もう一人の僕は、(ちょっとまて・・・こんな狂気な儀式をやっている教団、正確には新野さん達の一部の思想グループに、あるいみ冒険半分、好奇心半分で関わってみたとすると、意外に面白い展開が待ってるかもしれないぞ・・・。まじでヤバくなれば引っ越せばいいわけだし・・。相手は「今の俺の事」しか知らないハズだし)といった怖いもの見たさのような興奮も同時に覚えたのも事実です。
いずれにしても、もうこれ以上後戻りはできない状態に追い詰められていました。これ以上は断り切れない。だって自分の口で「新野さんの霊的パワーを受け入れたい」等といった、相手を誤解させる発言をしたことで、カラダまで知ってしまったのですから。
程なくして新野さんから連絡があるだろう。そう・・そのうちきっと・・・。
数日後・・・。
プルルルル♪ プルルルル♪
僕「はい」
新野「あ、出たw こんにちはー。あれから調子どう?w」
僕「体調はすこぶるいいですねw おかげさまで♪」
新野「ならよかったw ところで私、今週の日曜に教団のほうでの集まりにいくんだけど、よかったら一緒にどう?」
僕「日曜ですかー。。いいですよw」
新野「おっけーw じゃ前々から合わせたかった先輩もくるからw その時紹介するねw」
僕「あ、思い出した。その先輩なんですけど、あの例の儀式を容認している人なんですか?」
新野「うん、そうね。」
僕「あの儀式の事は僕はまだ知らないテイのほうがいいですよね?」
新野「とりあえずそのほうが無難かなw 普通に宗教対話するだけでいいと思うよ」
僕「わかりましたw」
結局、こうなってしまったのです。
日曜日
指定されたローカル電車の駅で新野さんを待っていると、新野さんは徒歩で登場してきました。服装は普通のスキニージーンズにトレーナー。これといって何か特別なお出かけ着でないことは確かです。
それから住宅街を歩く事、徒歩20分。その地元の人たちが買い物に集まるようなショッピングモール等がある場所にある小さなビルの一角に・・。その教団施設があったのです。
(てっきり、明らかに誰もが分かるような大きな建物だと思ったんだけどな・・・)
中に入ってみると、そこは確かに宗教施設でした。
とにかく・・・書物がおおいいのです。そして莫大な量の書物に囲まれた部屋に通されたのですが、書物の中に金ピカの本尊が安置してあり、(やっぱ宗教施設なんだな)と実感したものでした。
しかし、この宗教施設の話を具体的に、詳しく話そうとは思いません。なぜなら、さほど面白くもない、なんの変哲もない会話に終始時間を使うだけで終わったのです。
簡単に言えば、その部屋に通された僕はコーヒーを出され、例の新野さんの先輩という40代くらいの小綺麗でミステリアスな雰囲気の淑女が登場し、(あとで知ったところ年齢は42歳)その淑女から宇宙創成の秘密、人類の創造、輪廻転生、人生の目的、人間は死んだらどこにいくのか。教団の活動内容、そして教祖の思想理念。ほとんど教祖の話でした。
それを聞いた感想といっても、以前に新野さんから贈呈されたいくつかの書籍に書いている事ばかりだったので、さほど真新しい情報ではなかったのです。
2時間くらい、そういった質疑応答をする事となり、「じゃ、そろそろ今日はこれくらいで・・w」という事でおいとまする事にしたのです。
思っていたよりカルト臭さもなかったし、その施設には他の信者さんや、小さい子供もたくさんいて、むしろアットホームな雰囲気に包まれている場所であったのは確かです。
(これが裏の一部では、あんな事をしているんだもんな・・・)
結論的に言えば、入信を迫られるという事はありませんでした。最後も「また来てねーw」という具合に数人の50代、40代くらいの淑女系の人に手を振られ、「ばいばーいw」と子供に手を振りながら帰ったのが、その初めての教団の日曜日でした。
当然の如く、あとから新野さんから連絡があり「どうだった?w」と感想を求められたのは言うまでもありません。
僕「なんとなく、新野さんが信仰している教団の事が理解できたような気がしますw」
新野「そう?w ならよかったw」
僕「・・・w」
新野「で、、こういわれる事は覚悟してたと思うけど、、どう?一緒にやってみない?」
僕「気持ちはありがたいんです。あの信仰を持てば人生が変わる。そう伝えたいのは理解できます」
新野「まだ、なにか踏み切れない?」
僕「頭では理解できているんですけど、正直・・・・」
新野「なんでも言って」
僕「ぶっちゃけ言いますよ。教団の教義は基本的な事として、それは理解できます。ただ、僕がもし、この教団で活動をするとすれば、新野さんたちの一部のグループとして活動したいという気を持っています」
新野「それは、、またなぜ?人から誤解される事をしているグループとは思わないの?」
僕「確かに、常人にはとうてい理解できない事をしているグループなのかもしれません。ですが、僕が実際にその活動の事を垣間見て・・・霊的能力っていうのでしょうか。もし、僕にでもそれを身につけれるのであれば・・僕の人生も今までとは違う次元で生きる事が出来るのかなっていう、、。いうなれば、ただ教団のいち信者では終わりたくはありません」
新野「そうですか。。となると、私も先輩のほうに多田君の意志を伝える事と、あの儀式の事を彼は知っている。という事を伝えないといけませんね」
僕「やっぱそうなりますか・・・。」
数日後・・・・。
プルルルル♪
新野「多田君、いま電話いける?」
僕「はい。大丈夫ですよ」
新野「例の話、先輩に言ってみた」
僕「ええ。。でなんと?」
新野「・・・・・w 喜んでw 歓迎しますww だってw よかったねw」
僕「え、あ、ありがとうございますwww」(やべーーー、、まじでヤベェ!宗教入る事なっちゃってるよぉぉぉ~~)
新野「ただし・・。」
僕「はい。」
新野「教団に入るための儀式とは別に・・・またもう一つ、別の儀式が必要となります」
僕「はい。」
新野「教団に入るためには、入会用紙に署名捺印した後、洗礼っていうのかな。そういう15分くらいで終わる儀式で済むのですが、多田君の場合は普通の信者じゃないという事なので、もう一つ儀式が必要です」
僕「ええ。。」
新野「日にちと時間と場所なんだけど、今から言う日時にある場所に来れる?」
僕「いつですか?」
新野「〇月〇日の11時 〇〇市〇〇町〇〇台3丁目11-1」
僕「そこはどこなのですか?」
新野「先輩の家」
僕「僕が一人で行くのですか?」
新野「うん。」
僕「そこで何を・・・?」
新野「この前、動画見たでしょ?」
僕「え!?」
新野「先輩が待ってるから、そうね。わかりやすく言えば・・・建物入るのにインターフォンとか鳴らさなくていい。そのまま入ってください。すると右側に寝室があるので、そこが先輩が法衣を着て待っています。そこで、なにも余計な事はしなくていい。ただ、、入れて、、帰ってきてください。避妊するかどうかの判断は任せます」
僕「え!!? なんのためにその先輩と!?」
新野「あの先輩が、この私たちのグループの正当な血筋の秘儀を継承している人なんです。あの人から原初となる最初の霊的能力を継承する事が、これからの修行のすべての始まりだから」
僕「マジっすか・・・」
新野「出来る?」
僕「は・・い・・・・」
(余談ではあるが、この儀式をして妊娠した場合、その子供は天上界の意志で授けられた聖童という扱いをうけるらしい。そして、世間でいうデキ婚をさせられるという・・・。だからこそ、新野さんをはじめ、その先輩をはじめ、、独身なんだそうです(まだ妊娠をした経験がないので)
確かに、、42歳とは言えど、、、あんなにミステリアスでお淑やかな女性とヤれる。っていうのは興味があります。あの2時間の対談で、僕が逆に納得してしまうくらいの知的な雰囲気で宗教の神秘を語ってきたあの人なのですから。その人とヤル!!!???
とんでもない方向へと話が進んでいこうとしていました。
次回乞うご期待!!!
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