第053話【オヤジさんによる剃毛】
美樹は未だに呆然とした状態から抜け切れていないようでした。
「おじさんにオマンコ覗かれるのは、もう、いやあ。」
としきりに言っています。
そんな彼女は、露天風呂の男湯で、何も身に付けない生まれたままの姿で、すのこの上に横になり、大きく足を開いて、クソッタレオヤジに秘部を晒し、そこにある恥ずかしい毛を剃られているのです。
男湯でこんな格好で剃毛されている女なんてそうそういないですよね。
一方オヤジは、そこの毛を剃ったことなどないのでしょう、かなり悪戦苦闘しておりました。
そしてそれは、とても落ち着いて見ていられるものではなかったのです。
「オヤジさん。その角度でカミソリ入れたら、美樹に傷がつくって」
「オヤジさん。それ、逆剃りになるって。痛いんだよそれ。」
「オヤジさん。クリームつけて剃らないと肌に傷つけるでしょ?・」
などと、オヤジさんが手を動かすたびに、アドバイスというか注意を入れなくてはいけない始末です。
オヤジさんも、「あ、すまん。こうか?」
とか、「おお、いかん。わるい。この方向はダメなんだな。」
などと、いちいち謝りながら、美樹の剃毛を続けています。
剃毛に悪戦苦闘しているところで、何気なく、親父さんのイチモツを覗き込んでみましたが、そこには、もう先ほどの怒張はなくなっており、だらしなくだらりとぶら下がっているだけでした。これで、一安心です。
剃毛が一通り終了し、割れ目上部のみに少し毛が残っただけという、た美樹の股間を洗い流し、三人で男湯の湯船に入りました。
「オヤジさん、お疲れだったねえ。」
「ちくしょう。アツキくん騙しやがったな。」
「ふふん。何のことかなあ?」
騙した、騙していないという問答をしばらくしていましたが、ここで、館内放送がなりました。
「父さんどこにいる?そろそろ、現場の人が帰ってくるよ。すぐ、食堂に戻って!。」
それはオヤジさんを呼ぶ、彼の息子の声でした。
このアナウンスとともに、オヤジさんへのサービスは終了を迎えたのです。
オヤジさんは、騙されたという言葉を何度も繰り返しながら、露天風呂を後にしたのでした。
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