第036話【車内バイブ】
車に戻って、改めて美樹を見ると…
この時既に彼女は、目をトロンとさせており、前にもあったトランス状態ともいうべきものへと化していました。
「大丈夫か?美樹…」
私の問いに「大丈夫です。」と答えるものの、あまり大丈夫そうでないと感じた私は、
コンビニをもう少し先に設けられていた、駐車帯へと急ぎ車を走らせました。
この駐車帯とは、道路の為の駐車場の様なもので、運転に疲れたときなどに、臨時的に入ることができるあの場所です。
しかも、ここは、それほど交通量が多くないものの、単調な道路が長く続いている箇所のせいなのか、バスが数台停車できる広いスペースが両車線にあります。
私たちの車は、その広い場所を独り占めすることができました。勿論、一番奥の目立たない場所に停車します。
そして、危険な程セクシーな流し目となっている美樹に話しかけます。
「美樹、ホテルまでもちそうか?」
「ちょっと、ダメかもしれないです。」
「今日はいっぱい色々な人に見られちゃったからね。興奮したのかい?」
「それだけじゃないです。今日は、アツキさんが色々仕掛けてくるから…。」
それだけ言うと、また黙りこくってしまいました。
「そっか…美樹、ここで、一回気をヤルかい?」
そう尋ねてみました。
「えっつ?」
「ここで、一回逝かせてやろうかって聞いているんだよ?」
「ここでですか?」
「ああ。だって、ホテルまでもたないかも知れないのだろう?」
ここで美樹は再び黙りこくってしまいました。何か考えている様な感じでした。
「アツキさん?あのですね?途中で止めたりしないで、最後まで逝かせてくれますか?」
暫く、沈黙が続いておりましたが、その空気を美樹が変えます。
「勿論だよ。ここで、そんな意地悪するつもりはないよ。でも、こんな時間からセックスするって訳には行かないだろうから、玩具でいいよね?」
「そうですね。ここでするのなら、それしかないですよね… はい、おもちゃでいいです。」
「じゃあ、さっきのディルドでいいかい?」
この問いに何故か、答えはありません。
「どうした美樹?」
「あ、あの…」
何か言いにくそうです。
「どうした美樹?いいぞ。何言っても。」
「あの…それだと…ちょっと…」
「ちょっと?ちょっと何さ?」
「えー。言わないとダメですか?」
なかなか、言いたい事を言わないのです。言えないのかも知れません。
「ダメダメ。何が原因で躊躇しているのかわからないからね。」
「あの…それだと、逝く迄に時間がかかるかもしれません。」
「うん?今日は、まだ時間はいっぱいあるじゃないか。」
「もー、意地悪ですねえ。」
「なにがさ?」
「アツキさん…」
「うん?」
「美樹は変態なんです。それに加えて、今、疼いてしまっているのです。」
「うん、それで?」
「それだと満足して逝けないかも…です。」
「ふーん。だから?何?」
「えーっ!ですからぁ…あのぉ…もう少し…太いので、お願いします…。アツキさんのおちんちんの代わりなのですから…」
先程のは、例の小型のアナル兼用のディルドでした。やはり、前穴を犯すには、少し細かったようです。にしても、俺の愚息の代わりにだなんて相変わらず、可愛いこと言ってくれています。
「じゃあ、こっちのバイブにするか?」
そう言って、後部座席の足元に置いてあった、私のおもちゃ袋から、一回り太いバイブを取り出し、美樹に見せました。
「はい。それがいいです。それで、お願いします。」
「そうか、美樹、このバイブで逝かせて欲しいなら、ここでブラウスを脱いで、おっぱい晒せよ。」
美樹は、この私のセリフを待っていたかの様に、すぐさまブラウスのボタンを次々と外し、華麗にブラウスを脱ぎ捨てました。
「ほうら、スカートも捲って、シートの上でM字に足を開きなさい。」
彼女は、私の言ったとおり、素直にすぐさま行動に移します。
この時、もしも、私たちの乗っているSUVの近くから車内を覗いている人がいたとするならば、朦朧ともとれる目つき、セクシーな表情で、ほぼ裸同然というオープンブラとオープンショーツ、意味のないスカートとソックスのみを身に纏った女が、巨乳と蜜が溢れ始めた毛の少ない縦筋を惜しげもなく晒し、運転席に座っている男の手にあるバイブを入れられるのを待っているという姿を目撃できたと思います。
私はまず、ゆっくりと、彼女が待つ淫らな穴の中に、手中の暴れん坊を差し込むと、最初は小刻みに静かに抽挿をします。
やや焦らされたものと恐らく思い込んだ美樹は、自ら官能の淵へと追い込ませようと、自由になっている両手で自分の大きな胸を掴み、乳首をこねて、逝く為の時短を図ろうとし始めました。
かすかな吐息が次第に大きく、そして速くなり、それに呼応するかの如く、私のバイブを抽挿する動きも変化していきます。
既に、バイブのスイッチが入れられて、シャオシャオという音を立てながら、独特な動きも始めています。
それに合わせるように、美樹の股間からクチョクチョといやらしい音がだんだんと大きくなり、グチョグチョという何かが溢れ出しそうな音に変化してきた頃、美樹は既に目を閉じて、自分を奈落の底に落とそうとしておりました。
ここで、私は
「美樹。車の外からお前のいやらしい姿覗いている奴がいるぞ!」
と、やや乱暴気味に美樹を嗾けると…
「いいのおおおおおおおおおぉ。美樹のい、いやらしい姿ああああああぁ、みてえええええええええぇぇぇぇぇぇ……。」
と間違いなく車の外にいても聞こえるような大きな声を発しました。そして…
「み、みきのオマンコォォォォ、いくぅぅぅぅ。」
とこれまた卑猥な台詞を大きな声で張り上げたのでした。
もう、私の心の中では、今後の美樹とのプレイの際には、露出を絡ませないことはありえないだろうなという思いが込み上げてきておりました。
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