第031話【美樹の品評、再び…】
ところが…です。
「きたきたきたー!巨乳姉ちゃん来たぞ!」
その時、美樹の二度目の乳頭、いや、入湯タイムが始まったのでした。
男湯側から離れた位置には他の入浴客がいたためと想定されましたが、美樹は、最も男性側の湯船に近い、平面図に赤字で表示している「美2」の位置に入ってきました。
座標的に言うとG29辺りです。男湯と女湯の窓の離れがおおよそ90cmと思われますので、女湯方向を見ているオヤジ達から1.5mか2mそこそこしか離れていない位置だったと思います。再び、男湯に歓喜の叫びが戻ってきました。
彼女は、前回同様、数分間湯に浸かっていましたが、すぐ立ち上がり、その位置で女湯の洗い場の方を向いて湯船の縁に腰を掛けて半身浴状態になりました。
タオルは先ほどと同じくたたまれて頭の上です。オヤジ達から見ると多分、ほぼ目の前と言っても過言ではない2mそこそこの距離に彼女の横乳が見えていたのだと思います。
見えていたと思いますというのは、その時は、例の審査員のオヤジ達は、こぞって女湯との境の窓辺に集中し、挙げ句の果てには湯船の縁に立って上から美樹がいる湯船を覗き込むように見ているものが数人いるという状態でしたから、私の視界にはほぼ美樹の姿が入ってこなかったからなのでした。
男湯でのこういう行動が女湯から確認できないのがいまだに不思議なのですが…
「お!今少しだけどマンコ見えたな!」
「毛、無かったんじゃねえか?パイパンか?」
「いやいや、ワレメの上にちょっとあったって。」
「あれは、多分、そこだけ残して剃っているんだよきっと。」
「剃毛かぁ。自分で剃ってんのかな?まさか、彼氏とか旦那とかの趣味でとかだったりしてな。あはははは」
鋭いご指摘が続きます。
そう、美樹の剃毛は、私がしたのです。
「しかし、すげえ乳だな。一度はあんなのとお相手してみたいものだな。」
「可愛い顔して、それも躰小さいくせに、胸にどえらい武器をしまいこんでいる女だな。」
あーあ。言いたい放題です。関係者ここにいるのに…
「おいおい、またワレメ見えたぞ。」
「これだけの人数の男にいっぺんに覗かれた事なんてないだろうな。このねえさん。」
「へへっ、ついでにケツの穴も拝ませてくれないかねえ?」
美樹が身体を晒している間中、このような評価が飛び交います。他に審査すべき入浴客も眼前に並んでいるというのに、実に不公平な審査員たちです。
「おお!すげえ。」
またもや審査員席からどよめきが起こっています。
「すげえな。今、マンチョ丸見えだったな。」
正直、美樹がこの時、何をしたのか、細かいところまで私の位置からは見ることができなかったのですが、私が確認できた範囲と審査員のオヤジ達の話を聞いたところによると、美樹は、半身浴の状態で、女性の洗い場の方を向いて湯船の縁に座っていたわけなのですが、この時、腰を左右に振ってストレッチの様な事を始めたようです。
何度かそれを繰り返したあと、その振り幅をやや大きくし、腰をねじらせた状態で男湯の湯船の方に体の正面を向け、オヤジ達に真正面から二つの大きい塊を晒したのです。
そして、その後に左手に体重をかけるような体勢で身体を傾けたと思うと、下半身を上半身の傾きに合わせるようにして90度ひねり返すようにして湯船に降りたそうなのです。その降り際に、右の太ももを大きく上に上げて降りたようで、まあ、2mそこそこの距離で斜め開脚をしながら降りたと言うのでしょうか、簡単に言うと、オヤジ達の方を向いてお股を広げるようにして降りたそうなのです。
その結果、剃って黒いガードを失ったワレメを一瞬モロに晒したようなのでした。
美樹はそのまま、湯船に浸かったようで、美樹に対する品評会はそこで終了しました。
まあ、この後に、先ほどそれを見ていたオヤジが興奮するかのようにその話を他のオヤジにしていたので、私にも何となく伝わったのでした。
ところが、この後、上から覗き込んでいる男たちを蜘蛛の子を散らせるような出来事があったのです。
勿論、私の位置からは見えなかったのですが、最初に美樹が入っていた位置に40代くらいのご婦人がいたそうなのです。
このご婦人が、女湯を覗き込んでいるオヤジ審査員の姿に気づき、また、視線があってしまったそうで、大騒ぎになったらしいのです。
その後、宿の従業員が男湯の方に入ってきて、オヤジ達に覗きをやめてほしいと訴えています。
この宿の従業員が入ってきたのを境にこの品評会自体が中止となり、そのまま上がってしまう者、すごすごと体を洗いに行く者、そのまま湯に浸かる者が出るなど、事実上解散となりました。
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