第030話【続々と品評される女たち】
「さーて、あのデカパイ姉ちゃんもう一回来ねえかなあ。」
そういうことを呟くオヤジもいますが、でも、その予想は当たっています。そう、多分、もう一度以上は来るはずなのです。湯船に…
何故かと言いますと、これまでの美樹の風呂の入り方を見ていると、湯船には必ず2回以上浸かっているからです。
「お!きた!」
オヤジのひとりが叫びました。
入ってきたのは、40代後半位の奥様と高校生位の娘さんと思われる女の子でした。
先ほど美樹がいた位置にいます。
「なんだ。さっきの姉ちゃんじゃねえのか…」
「母親と娘か?」
「見た感じ、そうだな。」
「俺は、あんなジャリはパスだな。あのお母ちゃん、おっぱい見せんかな?」
「あの娘は、高校生くらいだよな?それはそれで、いいんじゃねえの?若いのはいいぞ?」
「おいおいおい。お前、変なのに手を出して捕まるなよ。」
再び浴槽内に笑いが巻き起こります。
二人とも、ずっと胸元にタオルを当てて隠しておりました。しかも、湯船に浸かる時こそタオルは外したものの、いいだけ湯船に躰がそのタオル共々浸かった状態ででしたので、その胸は全く我々の視界には入ってきません。
「けっ!もったいぶっていやがるな。」
「自信がねえんだろうよ。」
「あーお母ちゃんくらい、おっぱい隠すなよなぁ。」
その後にも、50代か60代あたりの二人の奥様方が入ってきましたが、皆さん、体を湯に沈めながら移動してきますので、顔以外は確認することが難しい状態でした…
「ちっ!ガードかてえな。」
「うーん、もう、みえねえかもなぁ。」
オヤジの切ない呟きが続きます。
「あの親子連れ良さそうだったのにな。まあ、娘は俺はパスだがな…」
「高校生くらいならな…まだお子ちゃまだわな。」
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