第027話【旦那の戯言(ざれごと)】
剃毛したその日の帰宅後に送られてきたメールには、今日のセックスが大変満足したものだったということと、ホテルの利用者メモに直筆の誓約書を書いた時の敗北感、自室に帰宅するまでの高揚感などが興奮気味で綴られておりました。
さて、早速、翌週の土曜日の話を書きたいと思います。
この日は、ドライブも兼ねて少し遠くの温泉へと行くことにしました。
今回行った温泉は、混浴ではありません。しかしながら、これでいいのか?という配置の温泉なのです。
私の稚拙な文章能力では、なかなか明確に説明できないと思いましたので、この温泉のお風呂の簡単な配置図を作成しています。
そちらを見ながら私の説明を見ていただければ、いかにこの温泉が…なのかというのがお分かりになられるかと思います。
この温泉に来るまでの車内で、簡単な説明を美樹にしておきましたが…
しかしそれを書く前に!!!
それをこちらに書く前に、ご紹介しておかなければならないことがあります。
それは、先週の土曜日に剃毛した彼女が帰宅したその後どうなったのかです。
当然と言えば当然ですが、多少鈍感気味な旦那とは言っても、美樹から万が一ですが、私の汗の匂いがしていたとか違う香りがするというのではお話になりませんので、彼女はアパートに戻ってすぐお風呂を沸かし、自宅のボディーソープやシャンプーなどを使い、普段の生活通りの入浴をしたそうです。
旦那に剃毛の件を伝えたのは翌日の日曜日の夜で、旦那と一緒に過ごしている時間の中で少し長めに風呂に入った上、多少伸びてきていたものや剃りきれていなかった毛も剃ったというアリバイを作った上で望んだということだったそうです。
その後の(旦那の求め)についてもついでに聞いてみましたところ、剃毛報告後は、毎晩のように躰を求められたのだそうです。
ちなみに新婚当時ですら、毎夜求められたということはなかったそうです。旦那にとっても剃毛状態の奥様は新鮮だったのでしょうね。
プレイ中は、相変わらず、「最近は何か違う。お前は何か変わった!すごく良くなった。」など戯言を言って、満足そうに果てているのだという彼女の報告でした。
旦那のプレイや台詞を戯言(ざれごと)と言い切ってしまう彼女と、私が育てたと自負している美樹に対して旦那から高評価を受けたということにちょっと救われましたが、こっちにとっては、ジェラシー満載な報告でした。
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