第017話【美樹への言葉責め】
この日を境に、月に一度はこの温泉旅館を使うことになったのです。
それというのも、例の公園の駐車場では美樹の車があのストーカー疑惑男にチェックされている可能性があるので、あまり使えないこと、大型ショッピングセンターなどに彼女の車を駐車してこの温泉旅館へ来ると帰りがちょうど良い時間になること、
行先が極めて限定されていた私達には、月一くらいのペースでこの温泉に入りに来るのがローテーション的に良かったなどが挙げられます。
私は、彼女と一緒にここに来る以外にも、一人でこの宿を利用する事がありましたが、その度に親父さんは、がっかりしていました。
「なんだよ。今日もあのボインちゃん連れて来ていないのかよ。」
「あのボインちゃん連れて来てくれるなら、サービスしてやってもいいがな?アツキ君だけならなぁ~。」
「しかし、アツキ君は羨ましいよな?あんなボインちゃんをいつでも楽しめてよ。たまには、この間みたいに、おじさんにもおすそ分けしてくれよ」。
まあ酷いものです。何かにつけては、親父さんは先日偶然に見た美樹の乳話題を出します。相当、美樹の巨乳が気に入り、時折発せられる一言からは、それを再び拝見したがっているようなのでした。
そうそう、この間に、結局私たちの関係を親父さんに厳しく追及され、彼女が結婚して10年目の人妻であることまで話してしまいました。
「確か…アツキ君って独身じゃなかったよなぁ?」
「あのボインちゃん、温泉友達って言っても、どう見ても、あんたがたの行動見ていたら、彼女にしか見えないもんなぁ?」
毎回毎回のオヤジさんの追及は激しく、遂に、陥落してしまったのです。
美樹にも、その話をしてしまったことを打ち明け、親父さんがやたらと美樹の乳の話を持ち出してくるということも伝えました。
美樹は、これまで長く付き合ってきた人なのだから、追及されるのはやむを得ないけれど、他の人に口外されないから心配だと言っておりましたが、そんなに口が軽い人でもないから大丈夫だろうと私は思っていました。
また、美樹の巨乳に対しては、美樹自身が、自分の大きすぎる胸は、気持ちの悪いものと言う捉え方をしていたので、男の思考はわからないと言っていました。
その癖、見られるという事に関して、感じてしまうのですから、困ったものです。
さて、そのような美樹の性癖が分かった事から、当然、彼女と性交する際には、親父さんが美樹の乳を再び見たがっていることを強調した言葉責めを行います。
何度も何度もまるで挿入に対する対価のように露天風呂でお乳を晒すという約束や宣言をさせるようになっていきました。
そして、その光景を妄想させて、気分を上げていくようなプレイも行っておりました。
ただ、それは、決して親父さんにそれを要求されたからとか、気を遣ったとか、ましてや、私が積極的に見せたいと思っているなどと言う理由ではなかったのですが、彼女を辱めながらも、感じさせ、悦ばせ、楽しませるプレイの一環としてそれが通常の手段となっていったのでした。
彼女への命令と、それを受けての決意発表、そしてその光景の妄想という異色なプレイは回を重ねる事により、確実に彼女に艶を付けさせ、次第にそれは、想像の世界からも抜け出し、現実に大胆な行動を実行していくという結実…という結果となりました。
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