男の右腕が私の肩に廻されます。
「こういう時はアルコールの力を借りて嫌な事はしばらく忘れる事だね。」
男の右手がTシャツの裾から入り私の背中を擦ります。ゾクゾクする感覚です。なぜ止めてと言わなかったのか、拒絶しなかったのかわかりません。
「背中擦ると落ち着くだろ、温もりが必要だね、こういう時は。」
肩を強く抱かれると確かに落ち着きます。Tシャツの中で男の手が動きます。ウエストを上下に擦り、スウェットの辺りまで手が延びます。
男が冷酒を口に含み私に飲ませようとします。少し躊躇しましたが、唇を合わせて受け入れてしまいました。冷酒が私の喉に流し込まれます。
これ以上飲むと多分理性が崩壊してしまう。そんな予感がします。
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