一月に担当引き継ぎ、まだそのとき四月。
年齢差ちょうど20、久美のペースに引きずり込まれかかっていた。
『田島さん』
「久美、でいいよ」
おいおい、もう恋人気取りなのか、ますますペースを握られかかる。
『じゃあ久美、ホテルじゃなくて、久美んちじゃダメ?』
「なんで?」
『どうゆう生活してるか、ちょっと見てみたくて』
「じゃあ逆に、孝介のうちでって言ったら?」
『いやそれは~』
「部屋ちらかってる?」
『うん』
「息子いなくなって、かなり家事サボってるから、私も同じ理由よ?今日はちょっと困る」
でも実のところを言えば、給料前で、財布の中身の方が問題だった。
久美のうちに寄り久美は自宅に車を止め、久美は俺の車に乗り込んだ。
『実はさ、あまり持ち合わせがなくて』
社会人二年目になったばかり、車のローン、前月ちょっと散財したので、カードもあまり使いたくない。
どうやら久美も、似たような状況らしい。
雪道で車滑らせ、ぶつけた修理代が来るとのこと。
『日をあらためて、給料後に』
でもなぜか久美は、もうやりたいモードなのか、ちょっと待っててと自宅に戻る。
20分くらい待ったろうか、久美が戻ってきた。
「息子が帰ってきたときように借りてるとこだから、ここに車入れて」
言われたスペースに車を置く。
そしてなんと、久美は俺を自宅に招き入れた。
「急いでちょっとだけ掃除、片付けしただけだけど」
つい出た言葉。
『そこまでしても今日なの?』
まさかこんな展開なと、予想もしてない、少なくとも今日、久美の会社訪問するまでは、考えてもない。
「掴んだチャンス、逃したら次ないかもしれないから」
なんとも切羽詰まったような久美。
部屋を見渡すと、女性の部屋と思えない殺風景さ。
バスタオルを渡される。
「シャワー浴びてきて」
久美もシャワー浴び、準備が整う。
パチンと蛍光灯を消す久美は、下着を脱ぎだした。
俺も脱いだ。
そして久美が消した蛍光灯、俺はまたパチンとつけた。
「いや、ちょっと~」
恥ずかしそうに、身を丸めた久美。
『会社で大胆に乳首チラつかせてたのに。どんな体が見せてよ』
体を丸め、しゃがんだ久美が、ゆっくり立ち上がる。
手にちょうどサイズが合いそうな乳房、茶色い大豆サイズの乳首。
右の乳房脇と、へその左に小さなほくろ。
それ以外、あまりシミシワ、目立つものはなかった。
ちょっと妊娠線くらい。
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