両手足を大の字に縛られ、目隠しされた。
口に何か、触れた?
次の瞬間、口にヤニ臭い舌が捩じ込まれてきた。
男の舌だと直ぐに判った。
男のヤニ臭い舌は、私の口内を処狭しと這いずりまわしはじめると、私の胸やお尻、秘部に手が伸びてきて、あちこち、捏ね回しはじめた。
快感に慣れていない筈の私の身体は、男達の行為からは嫌悪感しか産み出さなかった。
しかし、何かを塗られ、ウィィーと機械音がはじまり、股間の敏感な部分に痺れる感覚が起こるとたちまち、私の身体に変化が生じた。
全身に微流の電気のような、痺れのような…。
甘美だった。
もう、男達の手がいくつで?とか、どこをどんな風に愛撫されているのか?とか。
頭が真っ白で、わからなかったし。
はっきり言って、どうでも良かった。
ただ、男達に無理矢理レイプされているこの身体が、自己防衛なのか?
精神破壊を免れる為なのか?
快感を目覚めさせたのだ。
男達の指や舌が、私の身体を這いずり回り、そのたびに私の身体は、脈動し、男達の与える快感に答えた。
それは、乳首を舐める男の舌であり、うなじを這う男の舌であり、私の口に捩じ込まれた怒張した男根であり、つねりあげられた私の乳首であり、数本の指で掻き回されている私の膣であり、私の陰核であって、私の全身が性感を敏感に受信していたのだ。
いつまで続いたのだろう。
ふと、我にかえると
さっきまでの激しい性感の感覚は遠ざかり、全身のあちこちに余韻として熱っぽく感触が残っているに過ぎなかった。
男達の声もしない。
替わりに聞き慣れた女性の声。
サユミだ…。
『ユウリっ!ユウリってばっ!しっかりしてっ!ユウリっ!』
サユミが…
私を?呼んでる?
仲直り、したんだっけ…。
あれ?
わたし、何で倒れてるんだっけ…。
そうか…私、ダンスの準備してて…3人の男達にレイプ…されてたんだっけ…
意識が遠退いていった。
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