夕食の時間になりバイキング会場に行く。
「沢山あるね~」
「迷うな」
向かい合い食べてると
「美佳ちゃん天ぷらは?」
「あ、食べたいかも」
「とって来てあげる」
(相変わらず優しい。いい旦那さんになりそう)
友達を見ながら思った。
食べ終わり部屋に戻ると
「な~貸し切り露天風呂は?」
「しつこいよ」
言葉とは裏腹に嫌な気はしない。
「それよりラウンジ」
「そうだった」
「もぅ」
少し拗ねて甘えてみる。
ラウンジのカクテルは美味しくて、つい飲み過ぎてしまった。
「酔った~」
「大丈夫かよ」
友達に腕を絡めて部屋に戻ると部屋に布団が敷いてあった。
「え~布団くっつき過ぎ。てか、ポカリ飲みたい」
「意味わかんねえし」
「ポカリ飲みたい…」
「買って来るよ」
「すみませ~ん」
「鍵閉めとけよ」
友達は振り返りそう言って出て行った。
一人になった私は鍵を閉め携帯をチェックして、布団を微妙に離してみる。
(意識してると思われるかな)
う~ん…と悩みながらテレビをつけた。
しばらくしてノックの音。
「コンビニ行ってきた」
両手にビニール袋を下げた友達。
中身を見ると、お菓子とお酒とジュースが入っていた。
「まだ飲ませるの?」
「何回も行かされるの嫌だから」
「私のハンドリング上手いじゃない」
友達はフフンと笑うとビニールをテーブルに置いた。
友達がテレビを消す。
「見ない?」
「音、うるさい」
「…そう」
なんとなく友達の目つきが変わった気がして、胸騒ぎがした。
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