※前回(>>11)の書き込みにおける訂正です。
最初の頃の
=================================================================
そんな私の気落ちを察したのか、真由美は自分の方から
「厚典さん、あたしがこないして、アグラ掻いてるの見るの、初めてやね…」
と言ったのでした。
=================================================================
の中の
×<そんな私の気落ちを察したのか>
〇<そんな私の気持ちを察したのか>
です。
前回の続きです。
部屋に入ると、私は持っていた買い物袋を真由美へ手渡し、彼女はそれを台所に置きに行ったのです。
買い物袋を置いた後、真由美はすぐに私が立っている所に戻って来て、私と向き合うと、例の悩ましそうな色気のある彼女特有の眼差しで私を見つめて、
「あなたぁ…」
と“妻として”私を呼び、私も“愛する妻”を見つめて、
「真由美ぃ…」
と“夫として”真由美を呼んだのでした。
お互いを呼び合うと、真由美は両腕を私の首に回して抱き付いて来て、私も両腕を彼女の腰に回して抱き寄せ、私たち二人は強く抱き合ったのです。
そして、お互いの顔を見つめ合うと、唇を合わせて激しく濃厚にキスし始めたのでした。
「ああ… あなたぁ… あたしら、夫婦や… あたしはあなたの妻で、あなたはあたしの夫や… あたし、あなたを一生、離さへん…っ! 絶対、離さへんわ…っ!」
「おお… 真由美ぃ… おれたちは夫婦だ… おれと真由美は夫と妻だ… おれも真由美を絶対に離さない…っ! 死んでも離すもんか…っ!」
お互いの熱い吐息を感じながら、愛の言葉を発してキスし続け、自分たち二人が堅い愛の絆で結ばれている事実上の夫婦である事を確かめ合った真由美と私だったのです。
キスを終えると、真由美は抱き合ったままで私の顔を見つめて、
「まだちょっと早いかもしれへんけど、これからお風呂、沸かすね…」
と言ったのでした。
私の体から離れると、真由美はすぐに浴室へ赴き、しばらくして戻って来て、
「コーヒー飲む?」
と訊いたので、私は
「ああ… いただくよ… ありがとう…」
と答えたのです。
お風呂が沸くまで私と真由美は折り畳み式の小型のテーブルの前に並んで座って、ファミレスの時と同じようにコーヒーを飲みながら、タバコを吸ったのでした。
ほんの数時間前、30年ぶりにお互いの体を交えて、激しく濃厚なセックスで愛し合ったばかりの私と真由美でしたが、これからまた男と女として交わる事は確実である私たち二人だったのです。
「ねえ…」
真由美は何かを言いたそうな様子で私を見つめて、声を掛けて来たので、私は
「なんだい…?」
と訊いたのでした。
「あたし、もう若(わこ)ないから、妊娠(で)きるかどうかわからへんけど…」
と言った真由美でしたが、私は彼女が口にした“できる”という言葉の意味を即座に理解したのです。
「あたし、出来たら、これからでも子どもが欲しい…っ! あなたの子どもを妊娠して産みたい…っ!」
真由美は真剣な眼差しで私を見つめて、きっぱりとした口調でそう言ったのでした。
「そうか…」
私はそう言った後、真由美に対する次の言葉がなかなか出て来なかったのです。
愛する妻の口から発せられたいきなりの妊娠&出産願望発言に私はなんて言ったらいいのか迷って、すぐには答えられなかったものの、真由美が私の子どもを欲している事を知って、嬉しい気持ちになり、
「おれも出来たら、君におれの子どもを妊娠して産んでほしい…っ! おれと真由美の子どもが… おれたち二人の愛の結晶がこの世に誕生してほしい…っ!」
と言ったのでした。
夫の私も自分たち二人の間に子どもが生じる事を願っていると知って、妻の真由美の目は途端に喜びに満ちたものになり、彼女は
「あなたぁ…」
と嬉しそうな声で私を呼んだのです。
その後、真由美は
「あたし、さっき、あなたに膣内射精(なかだし)されてた時、本気であなたの子どもを妊娠したい思てた…」
と言って、私も
「おれもあの時、真由美がおれの子どもを妊娠してくれる事を願って、膣内射精(なかだし)してたんだ…」
と答えたのでした。
「あたしの年齢(とし)で妊娠、出産するん大変や思うけど… そやけど、あたし、あなたの子どもが欲しい…っ! あたしたち二人の子どもを誕生させたい…っ!」
真由美は切実な表情でそう言って、私は
「世の中には50代で妊娠、出産した女性はいるみたいだから、これからでも妊娠できるかもしれない…」
と言った後、
「こんな事、言ったら、なんだけど… たとえおれたちの間に子どもが妊娠(で)きなかったとしても、おれの気持ちは… おれの真由美を愛する気持ちは変わらない…っ! 君とこれからずっと一緒に生きて行きたい…っ!」
と愛する妻の顔をじっと見つめて、言ったのです。
「ああ… あなたぁ…っ!」
「おお… 真由美ぃ…っ!」
感極まった真由美は私を呼ぶと、私の体にもたれ掛かって抱き付いて来て、私も彼女を呼んで愛する妻の体を抱き寄せて、私たち二人は強く抱き合ったのでした。
「ああ… あたしも… あたしもあなたに対する気持ちは変わらへん…っ! たとえ子どもが妊娠(で)きへんかったとしても、あなたの事、ずっと愛してく…っ! あなたさえいはったら、他にはもうなんもいらへん…っ! あなたと二人で生きてけたら、あたし、それだけでめっちゃ幸せやわ…っ! ああ… あなたぁ…っ!」
喜びに満ち溢れた声でそう言った真由美の両腕により一層の力が入り、私も
「おお… 真由美ぃ…っ! おれも君さえいれば、他には何もいらない…っ! 他の何もかも全てを失くしても、君だけは… 真由美だけは絶対に離さない…っ! たとえこの世界がなくなっても… この宇宙の中でおれと真由美の二人だけになっても… おれは真由美を絶対に離さない…っ! 真由美と一緒なら、生きて行ける…っ! おお… 真由美ぃ…っ!」
と言って、彼女の体を更に強く抱き締めたのです。
そうして私と真由美は強く抱き合って、お互いに自分たち二人が強く深く愛し合っている実感を全身で覚えていたのでした。
そのうちにやがて風呂が沸き、私と真由美は二人で一緒に入浴する事にしたのです。
浴室へ赴いてお互いに全裸になった私と真由美は数時間前のシャワーオンリーの時とは違い、今度は一緒に湯船に浸かったのでした。
「こないして一緒にお風呂に入るん30年ぶりやね…」
「そうだな… 30年前におれが住んでたマンションの風呂に一緒に入った時以来だな…」
真由美も私も若い頃、私が住んでいたワンルームマンションの部屋の浴室でよく一緒に入浴していた時の事を思い出して、懐かしい気分になり、そう言い合ったのです。
「真由美の部屋の風呂に入るの今日が初めてだけど、なんだか新婚夫婦が初夜の時、一緒に入浴するのに似てるな…」
私がそう言うと、真由美は
「ほな、今夜はあたしら二人にとって新婚初夜いう事になるんやね…」
と人懐こそうに微笑んで、言ったのでした。
「じゃあ、今夜はおれたち二人の新婚初夜にしようか… おれと真由美の二人だけの結婚式という事に…」
ちょっと照れた気持ちになりながらも、愛する妻の顔をじっと見つめて私がそう言うと、真由美はちょっと驚いて目を真ん丸にして、
「え…!?」
と言った後、頬をやや赤らめ、少しばかり恥ずかしそうな表情を見せたのです。
それから間もなく、彼女の表情は感激したものに変わって、真由美は嬉しそうな目をして私の顔をじっと見つめながら、
「あたしら二人の結婚式… 二人だけの結婚式… あなたとあたしの新婚初夜…」
とつぶやいたのでした。
「いつかは真由美と正式に結婚したい… 今はまだ正式じゃないけど、今夜は二人だけの結婚式として君と愛し合いたい…」
私は真由美を真剣に見つめて、そう言ったのです。
「あ… あなたぁ…」
真由美は喜びに満ち溢れた目をして夫の私を呼んで、私も
「真由美ぃ…」
と妻を呼び、私たち二人は体を寄せて抱き合ったのでした。
「ああ… あたし、ほんまに嬉しい… 今、最高に幸せや… こない幸せな気持ちになったの初めてや…」
両腕で私の体に強く抱き付き、喜びで一杯の声で真由美はそう言ったのです。
「おお… おれも今、最高に幸せだ… 真由美と夫婦になれるなんて本当に幸せな気持ちだ…」
私もそう言って、真由美の体を強く抱き締めたのでした。
新婚初夜の夫婦の契りとして体を交える前、入浴中からすでにラヴラヴの私と真由美だったのです。
入浴を済ませた私と真由美はお互いに脱衣場で脱ぎ捨てた下着と衣類を身に着けず、全裸のままで体を寄せ合って1枚の大き目のバスタオルを纏って、二人で一緒に部屋に戻ったのでした。
部屋に戻ると、私と真由美は小型のテーブルの前に並んで座って、夫婦として初めて体を交える前にお互いにサイダーを飲んで喉の渇きを潤しながら、緊張感を解す為、タバコを吸ったのです。
すでに入浴中からお互いに全裸の姿だとは言え、これから二人の間で事実上の初夜の契りを交わし夫婦になるわけですから、やはり神妙な気持ちになった私と真由美なのでした。
お互いに結婚した経験がなかったので、私も真由美も夫婦になってから初めて体を交える男女、新婚初夜を迎える新郎と新婦の気持ちはよくわからなかったのです。
「なあ、真由美…」
「何…?」
私が声を掛けて真由美が返事をすると、私は思い切って
「二人だけの結婚式でも、おれと真由美にとっては大切な事なんだから、記念にスマートフォンで一緒に写真を撮らないか…?」
と提案したのでした。
「え…!? この姿… 裸で…?」
真由美は私の大胆な提案に驚き、まるで少女のように恥ずかしそうに頬を赤く染めたのです。
「駄目かな…? そういうのって…」
私はそう言って、真由美が承諾してくれなくても仕方がないと思っていたのですが、彼女はほんのちょっと考えた後、
「ちょっと恥ずかしいけど… 写真、撮ってもええわ… あたしら二人の結婚式なんやから…」
と答えて、私の提案をOKしてくれたのでした。
「そうか… もしかすると、OKしてくれないんじゃないか?と思ってたんだけど… なんだか君に悪いような気がする…」
申し訳ない気持ちで私がそう言うと、真由美は
「そんな… 一生に一度の事やから… あなたと一緒に裸で写真、撮るん初めてやから、ちょっと恥ずかしい気もするけど… そやけど、一生の思い出にしたいから…」
とはにかみながら、照れ笑いを浮かべて言ったのです。
“裸の結婚写真”を撮る事にした私と真由美は各々のスマートフォンを使用して、撮影したのでした。
私と真由美は二人で一緒に写る時には自撮りという形で撮影し、お互いの単独の全裸姿も撮ったのです。
お互いのスマートフォンで撮ったそれらの写真は後で彼女のパソコンを使用して、交換する事にした私と真由美なのでした。
写真を撮った後、私と真由美はお互いにサイダーを飲み干し最後のタバコを吸い終えると、いよいよ初夜の床に就く事にしたのです。
私と真由美は立ち上がると、ベッドの前で向かい合ってお互いの顔を真剣に見つめ合ったのでした。
「愛してるよ… 真由美ぃ…」
「愛してるわ… あなたぁ…」
お互いに伴侶になる相手を呼ぶと、私と真由美は
「おれはこれから一生… いや、永遠に君を… 黒田真由美を愛して行く… 夫として妻の真由美を愛して行く… 何があっても、真由美と夫婦として愛し合って行く事を誓うよ…」
「あたしもこれから永遠にあなたを… 後藤厚典を愛して行く… 妻として夫のあなたを… 厚典さんを愛して行く… 何があっても、厚典さんと夫婦として愛し合って行く事を誓うわ…」
と言って、生涯、否、永遠に夫婦として愛し合って行く事を堅く誓い合ったのです。
「真由美ぃ…」
「あなたぁ…」
永遠の愛を誓い合って、事実上の結婚式、二人だけの結婚式を済ませた私と真由美は夫と妻として愛する伴侶を呼び合って抱き合い、そして、唇を合わせてキスを交わしたのでした。
ベッドに上がった新婚夫婦の私と真由美は新婚初夜の床で、夫と妻として初めて愛し合ったのです。
「ああ… あなたぁ…」
「おお… 真由美ぃ…」
抱き合って密着したお互いの肌の感触を味わいながら、キスし続け、喜びの声を発して、自分たち二人が夫婦として愛し合っている実感を強く覚えていた53歳の新婦と58歳の新郎、真由美と私…
堅い夫婦の愛の絆で結ばれた私たち二人はこの上ない喜びを感じ合っていて、私も真由美も幸せで満たさせていたのでした。
私と真由美は抱擁とキスの後、お互いの性器愛撫、クンニ、フェラ、シックスナインを行ない性感を高めて、体を交える事にしたのです。
夫婦としての初めての交わりは数時間前、30年ぶりにセックスした、恋人同士として最後に体を交えた時と同じく、夫の私が主導権を握った正常位でお互いの体を一つに繋げて、私と真由美は激しく濃厚に愛し合って全身で悦びを感じ合ったのでした。
続く。
※元投稿はこちら >>