読んで頂いている方がいらっしゃいましたので彼色に染まっていく続き書かせて頂きます
その後2週間ほど毎日家と会社の往復するだけの代わり映えのしない毎日を過ごしてました
その日も仕事を終えフロアを出てエレベーターが上から降りて来ました
ドアが開いてビックリ暖 彼が乗っています
上の階に会社がある事は聞いてましたが偶然の再会
同じビルなのだから偶然という程の事ではないのかもしれないけど
軽く会釈をして乗り込むと彼が話しかけてきてくれました
(お疲れ 由美ちゃんどうしてるかなぁ?ってたんだ)
一度でも彼氏になってくれたらと淡い気持ちを抱いた私は恥ずかしさで下を向いたままで何の返事も返せません
すると(今日これから予定ある?)と訪ねて来ました
いえ 特には と小さな声で返すと(じゃこれから飯でもどうかな?)
突然のお誘いに声が出ない エレベーターの中に一緒にいるだけで心臓が止まりそうです
一階に着きドアが開くと
(おごるからさ)と言って私の手を取り半ぱ強引に
夜の街に
近くの居酒屋に入り向かい合わせの席に座ると(ここの料理最高なんだよ)と満面の笑みで話しかけてくれましたが恥ずかしさで凝視する事が出来ず下を向いて はい とだけ返したと思います
そこで1時間くらい世間話をして連絡先の交換も済ませ
駅までの道の途中で彼が(明日の休みって用事ある?)
これってデートのお誘い?と一人で舞い上がってると
(明日10時由美ちゃんの家の近くのコンビニ集合ね)
と私の返事を聞く前に話が決まってしまいました
よろしくお願いしますとだけ返して別れました
家に着いてデートに着ていくような服を持ってない事に
気付くもこんな時間に開いてる店もないし一晩中
どうしょうとばかり病んでしまって寝付けないまま朝を迎えてしまいました
仕方なくあるもので我慢し気持ち化粧もして待ち合わせのコンビニに着くと彼はすでに待っていて車の助手席のドアを開け(どうぞ)と向かい入れてくれました
デートスポットであろう海岸通りを走らせ目的の水族館に向かう
人生初のデート暖なのか?ただの暇つぶしの相手なのか?
私には判断するには出来ませんでした
この時はまだ私がその後彼色に染まることなど
想像もしていませんでした
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