続きと言われても、とくに書くことないような気が…(笑)
では高校卒業後のことをちょっと追加します。
高校卒業後の進路は、もっと別々になりました。
俺は地元の大学に進学、北村さんは前からの希望で東京の大学に進学しました。
「大学卒業したら、絶対帰ってくるから。それまで遠距離になっちゃうけど、我慢してほしい」
そう北村さんに言われました。
四年、長いな~と思いました。
北村さんのことですから、絶対他の男の子が放っておかないと思いました。
俺、実はその時点で、この四年で交際は終わる、そう予感してました。
元が生まれも育ちも東京の北村さんですから。
会えるのは夏休みとかで北村さんが帰省したとき、またはちょっと連休があったとき、俺がバイトで貯めたお金で東京に出る、そのくらいしか会えない状態でした。
でも北村さんは、他の男性からのお誘いをことごとく粉砕、しかも電話とかでそれをわざわざ報告してよこしました。
その手の報告連絡は、やはりかなりありました。
「○○学部の先輩からこう言われたけど断った」
とか、そうゆうのはかなりありました。
きちんとしてるから信頼して、ということなんだ、そう思いました。
そしてほんとに地元に就職した北村さんでした。
ハウス会社の受付として、会社の顔として働いてます。
俺も地元大学の他の女の子に目移りしそうになりましたが、北村さんがきちんとしてる以上、俺もその期待に応えなければと思いました。
そうやってたら四年、最初は長いな~、この四年で終わるかもな~が、四年ってあっと言う間、終わるどころかその離れた四年のせいで、大切にしなきゃならない人との思いを強くしました。
ならばもう結婚しててもいいじゃないか、そう思われると思います。
社会人になり二年目に、俺はプロポーズしました。
北村さんはそれを受けてくれたんですが、結婚はもう少し先にして欲しいとお願いされました。
大学の四年、親にかけた負担があるから、もう二年待って欲しい、ということでした。
地元に帰ってきて社会人として四年の間は、親孝行を優先したい気持ち、理解出来ました。
今年正月、二人で初詣に行きました。
「やっとこの年が来たね」
北村さんに言われました。
「長いようで短いね」
俺が答えました。
「いや、長いでしょう?五年生からだよ」
「あ、そこからカウントすると長いね」
以上でした。
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