大学卒業、結局進学は受験失敗で断念し、飲食店で働き始めた紗希。毎週体を重ねる関係も続いていました。紗季もその時間で元気を充電していました。
兄妹としての関係で、体の関係だけが一時的に特殊な状況なんだとお互い話していました。僕のほうからはいつも、本当の兄弟でもずっと一緒にいることはないのだから、やがて機会が来たら今までのように会うことは無くなるだろうし、そうならなければならない事。お互い別の生活が確立したあとであっても、本当の兄弟と同じで、兄妹として約束した関係はずっと続くことを話していました。紗季は現状やっと自傷行為もなくなり落ち着いて来たこともあってか、なかなか理解せず泣いて話を聞いていたことを覚えています。
昨年の夏の終わり、紗季に彼ができました。一部始終話は聞いていましたが(笑)。落ち着いて相手と向き合えるようになったことも、無理して自分を造らなくなったことも、お兄ちゃんのおかげだと言ってくれました。嬉しかった。
その後も紗季は何かと理由をつけて体の関係も終わらせずにいました。紗希も女性としての目覚め~開花を経て、相性の良さもわかっていたようです。本人は認めませんが、元々Hな素質は沢山あったと思います。
でも徐々に体を重ねる頻度を下げていき、秋のある日を区切りとしました。紗季は泣きじゃくっていましたが、体の関係以外は兄妹としてこの先もずっと変わらずに居ることを約束しましたし、そのつもりでいます。
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