その、影ながら呼ばれてた幽霊っていう子は、何が幽霊だったかというと、それはもう目つきでした。
ぶっちゃけ容姿はそこまで悪くないんですよ。顔の総体もそこまで悪くないし、スタイルも悪くない。普通に眺めてて女としてエロを感じさせる部分は持っているんです。
ただ、、いつも(コロナ以前からも)ずっとマスク姿で、そこから見える目が、ちょっと・・・・怖いんです。。
心霊映画とかなら、抜群の配役だと思う。死んだ魚の目といえば、まさにコレなんじゃないかな(笑)
年齢は27歳 髪型は黒髪の肩にかかるくらいのストレート 身長は155くらい。体系は、もしかしたら他の女子より上。カラダに対しバランスの取れた胸もあるし、、足も細い。カラダはそれなりに見て取れる。ただ、、目が・・・・・>< っていう子だった。
どうせだし、幽霊っていう名前でこれからも呼ぼうと思う。
その幽霊が、そんな目をしているのは、案の定、昔っからいじめられて人間不信になってる過去がある子だった。そういう目だからイジメられたのか、それともイジメられてそんな目になってしまったのかは、鶏と卵理論になるのでさておくとする。
そんな幽霊は、このホームセンターで働き始めてもこれといって友達を作る訳でもなく、人付き合いをする訳でもなく、誰かとしゃべるという訳でもなく、ただ黙々と裏方の仕事をするのが毎日だった。
むろん、そんな人柄なので他の社員、従業員からは好かれる事はない。ただ仕事は真面目にするので、陰口といってもあだ名が「幽霊」と呼ばれるくらいのもので、周囲も必要以上に関心を持つ者も少なかったと思う。
そんな幽霊に関する前情報を何も知らず、当時、25歳の時にそのホームセンターに就職した俺は、とりあえず裏方の仕事を覚えて商品知識をつけよう。という事で、裏方専属の幽霊から仕事を教えてもらう事になったんだよ。(最初から客に近い店内勤務には配属されない)
第一印象は・・・・(うわ、、なにこの暗いオーラ満開なヒト・・・w)だった。。マジで目が死んでるんだ。
それから俺は幽霊と二人で、裏方の倉庫の在庫品の確認、そして製品の出庫や入庫の仕事をやり始めたのだが、幽霊は仕事だけは真面目にするっていうか、仕事に関する事ならちゃんと俺に教えてきたし、聞いたら答えてくれる感じだった。(目を合そうとはしなかったが)
配属されて2週間くらい。だんだん俺も裏方倉庫の仕事の流れが掴めるようになってきたし、幽霊がどういうヤツなのかも理解できるようになって、少しずつ慣れみたいなものも出てきた時だった。
ふと気が付いたんだけど、オモテ(店内の事)で働いてる人間と、裏方(俺たちがいる倉庫など)で働いてる人間はユニフォームが違うんだよね。
オモテの人間は、男も女も、黒のジーンズ。そして店名がプリントされた黒のウインドブレーカー。それに名札を首からぶら下げてるって感じ。だけど、裏方には規定のユニフォームがないというか、ただの作業着なんですわ。理由は動きにくいから。暑いから。という理由だと思う。(さすがに夏場にウインドブレーカーなんて着てられない)
幽霊は薄いモスグリーン色の作業ズボンをはいて、上は冬はトレーナー、夏はTシャツっていう服装をしていた。
そんな幽霊と四六時中、同じ倉庫の中でバーコードリーダーと、脚立をもって倉庫内の製品の在庫の確認や、販売されたときはそれを台車に乗せてレジ、あるいは駐車場まで運ぶのが俺たちの仕事だったのだが、仕事に慣れてくると余裕が出てくるっていうか、幽霊の胸やケツばかり視線で追ってる俺がいたんだよね(笑)
(意外と作業着ってエロいんだなー)って思った瞬間でもあったw
店内の黒ジーンズやウインドブレーカーっていうのは、ほとんどエロ要素は皆無。だけど作業着を来て脚立乗ったり、降りたりしている動作を繰り返すので、幽霊の癖して、パンティライン出してきたり、ブラ線、あるいは胸の谷間とかけっこう見えるんですよw
そんな幽霊に対し、ひそかなエロ目線で見ている時に、幽霊がメシを食っているシーンを見てしまった事があり、そこで初めて幽霊の素顔を見てしまったんだ。(年中、マスク姿なので)
そしたら目はけっこう独特だけど、総合的に(眉毛、鼻、口など)整った顔をしているのに気が付いて、(そこまで悪い女じゃないじゃんw) と思い始めていたんだ。
それから俺は幽霊という存在が、俺の中ではストライクゾーンに属する事になり、一緒に仕事をしながらも、なんだかんだ相手の事を「女として」接していた俺がいたんだと思う。
それが、自然と幽霊のほうに伝わっていたのかな。俺がいざ、「明日休みだし、飲みいかない?」といったありきたりの誘いに、、「うん。。いいよ」と答えてくれたのが。
きっと、俺が今まで幽霊に接してた人々のように、陰口をいったり冷たい態度をとったりしていたのならば、(幽霊もそのへん敏感だと思うので)俺が誘っても「うん。いいよ」とは言わなかったと思う。
それは俺が、この会社の中で新人で、幽霊以外の誰とも親しい人物がいないのは明白であり、四六時中、幽霊と仕事をして話をしていた事によって、幽霊の中では俺に対する警戒心は薄れていたのかもしれない。
でまぁ、男と酒を飲む事をしたこともない幽霊は、緊張感を紛らわせようと必要以上に酒をあおる様に飲んだ訳ですよ。
で、家まで送ってあげないといけなくなるくらい酩酊し、、家まで送ってあげたのですが、案の定、そうなってくると、後する事は明らかじゃないですか・・w
いったん投稿。
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