娘と並んでカランの前に腰掛け、髪を洗い終わったときです。
何か人の声が聞こえたような気がしました。
洗い場の出入り口の方に目を遣ると扉が開いていて、お爺さんが立っているのです。
お爺さんは私の方を見ながら、「こんなことさせちゃ困るよ」と言いました。
目を転じると、4歳の孫が出入り口に近い所にある清掃用の水道蛇口を捻って、水鉄砲遊びをしているのが見えました。
私は慌てて立ち上がると、前も隠さず孫がいる所に向かいました。
お爺さんは素っ裸の私をジッと見ています。
その視線は私の胸と下腹部に向けられているようでした。
「〇〇(孫の名前)、そんなことをしちゃダメでしょう」と言って私は孫を抱き上げ、抱き上げた孫で前を隠すと、お爺さんに「すみません」と謝りました。
孫を抱いたまま娘の隣のカランに戻ると、娘は「あのお爺さんたら、お母さんの裸をイヤらしい目でジッと見てたよ!」と言いました。
お爺さんが私のようなオバサンに気を取られ、娘が(視姦の)被害に遭わなかっただけでも良かったと思いました。
娘がいくつになっても、母親であることは変わりませんね(笑)。
娘が「お爺さんが番台に座っている間は、脱衣場に上がるのはイヤよ!」と言うので、私は「そのうちお婆さんに交代するから、ゆっくり入っていようよ」と答えました。
湯船にゆっくり浸かりながら番台の様子を窺っていると、予想どおりお婆さんに交代したので、安心して洗い場から出ました。
帰り道、娘は「もう二度と利用したくない!」とポツリ。
気持ちの良いお風呂なのに、それが台無しになってしまったようで残念でした。
自宅に戻って主人に事の顛末を話すと、「爺さんにとっては、△△△」(娘の名前)みたいな若い女よりは、お前みたいな息子の嫁のような歳の女の方が性欲の対象なんだろうな」と言われました。
皆様、どう思われますか?
(完)
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