さらに続きです。
その翌朝のことです。
ベッドのシーツと布団カバーを年明けから洗濯していなかったので、お風呂屋さんの隣にあるコインランドリーに出かけました。
コインランドリーの引き戸を開けたとき、アッと思いました。
番台のお爺さんが掃き掃除をしていたからです。
顔を上げたお爺さんも驚いた様子で、「あれ、近所なの?」と話しかけてきました。
お爺さんは完全に私のことを覚えています。
「ええ、すぐお近くなんです」と答えながらも、つい昨日の夕方、裸をすぐ間近で見られたばかりの相手だけに、「私の裸も覚えてるんだろうな」と思うと、何だか落ち着きません。
服は着ていても、服の上から全てを見透かされているような気がするのです。
間もなく掃き掃除を終えたお爺さんは、「いつもありがとうね」と言うと、外に出て行ってしまいました。
シーツやカバーを洗濯機に押し込みながら、「いつもありがとうねって、『いつも裸をタダで見せて貰ってありがとう』って意味なの?」と深読みしてしまった私でした…
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