書店のタカハシさん④
レジで会計をするタカハシさん。
いつもの白いブラウスに茶色の書店エプロン。薄いブラウスの下には白とブルーの肩ひも。シルエットで見る限り、白がブラ紐でブルーがキャミ紐。右肩のブラ紐とキャミ紐が、か細い肩からズレ落ちてる。小さく細い手が、優しく文庫本にカバーをかけている。この手でオレのモノをしごいてるのを夢想するだけで、たまらなくなる。ふとタカハシさんが顔を上げた瞬間、じっと見つめてたオレと視線がぶつかり、ドキッとする。この間は、直ぐに目を逸らしたけれど、今日はなんだかずーっと見てられる。チラチラ見上げるタカハシさんの可愛いこと。
支払いの時、書店のポイントカードと1000円札のあいだに用意してたSNSのトークIDを書いた紙をはさんで渡す。気づいたタカハシさんは、レジカウンターから顔を上げ、さらに周りを見回してエプロンのポケットに慌ててしまい込んだ。なんか、昭和な手口だけどこんなことしか思いつかない。
お釣りとレシート、ポイントカードと本を受け取って、そそくさと店を出る。その後が、大変だった。
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