書店のタカハシさん③
25時ちょうどにタイムカードを押し、ダッシュで車まで走る。この時間ならまだ渋滞は始まってないから、30分で着くはず!ただ本を買いに行くだけなのに、気分はF1レーサー(笑)途中の信号も上手くタイミングがあい、20分で到着!広い駐車場のレジカウンターが見える場所に車を停め、中をうかがうと、レジにはおばちゃんふたりとタカハシさん。出来れば、タカハシさんから本を受け取りたいのでチャンスをねらう。すると、都合よく1人、2人と順におばちゃんが他のお客に呼ばれたのか、カウンターから出て行く。いまが、チャンス!
車から飛び降りると、1直線にレジカウンターへ。
「あ、あ、あの。お電話頂いた…」
と、息せき切ってかぶりつくようにタカハシさんに声をかけると…うぉーー、昨日までとはまるきり違い、髪を後ろにたばねてハッキリ顔が見える!ダメダメ、そんな可愛い顔みんなに見せちゃ、タカハシさんが可愛いのバレちゃう(笑)
でも、可愛い。ひょっとして、今日はおれが本を受け取りに来るから、その髪型(^^)?なんてしょーもないことを考えてたら、
「あっ、早かったですね槌槌」
「はい、信号無視して、ダッシュできました!」
「お待ちしてました(笑)」
たかだか、600円ちょっとの文庫本一冊に、こんなに幸せなやりとりがついてくるとは。
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