始めて 実家に行った時は、人見知りの義兄とは ほとんど会話もなく、トイレに案内されて 怖くて躊躇したのを覚えています。
夜、お風呂に入るとき 人里離れたところとはいえ、扉がないというのは 抵抗もあったし 薄暗い裸電球の明かりだけの お風呂は本当に怖かったです。
本当は 主人も一緒に入って欲しかったけど、義母や義母の手前 悪いけど一人で入ってくれ、心配せんでも 近くに人はおらん と笑ってました。
着替えを取りに部屋へ行って、居間へ戻ると 酔った主人は うとうとしていました。
トイレの横を通り正面の壁の棚に着替えを置き、服を脱ぐときは ドキドキしました。
掛け湯をして 五右衛門風呂に浸かると 蒔きの香りがして、長旅の疲れと緊張が スッーと ほぐれた気分でした。
湯船から出て 髪を洗っていると 母屋から足音が聞こえてきました。主人が来てくれたと思った私は 来てくれたの ありがとう と言い髪を流しました。
振り返ると 主人ではなく、義兄でした
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