さとるさん
今日は、私にとって嘗ては一番大事だった人の命日なので、主人のオーディオの前に座って一日、ベートーヴェンのピアノソナタを聴いて過ごしました。
主人も何の日か心得ていて、朝から愛犬を連れて出かけ、私を一人にしてくれています。
それなのに、私としたことが昔の恋人の年齢を書き間違えちゃって!
正しくは享年十九歳です。
彼が生きていれば、今頃二人でどんな生活をしてたのかな?なんて思ってしまいます。
東京に出て、大学や大学院に進学するなんてことは決してなかったでしょうし、学費と生活費の捻出のために美大のヌードモデルに応募することもなく、先生にお会いすることもありませんでした。
そうすると、今の主人と出会うこともなかったわけですから、つくづく宿世というものを感じてしまいます。
死んだ彼のご両親はお元気で、主人と結婚したことを報告すると喜んでくれました。
そして、「リンちゃんは頭いいだから、ウチのバカ息子なんかより、そんなインテリのご主人と一緒になって良かったよ」と言ってくれました。
その言葉を思い出すと、涙が出てきます。
湿っぽい話でごめんなさい…
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