さとるさん
ご無沙汰しております。
3月末から検査入院していて、連休前に自宅に戻ってきました。
でも、来週から本格的な治療が始まるので、自宅に居られるのは今週限りです。
実は昨年暮れからずっと体調が悪かったのですが、精密検査の結果、膵臓癌であることが判明しました。
すでに転移しており、放射線治療や抗癌剤治療等でも治る確率は30下とのこと。
私も覚悟を決め、当面は治療を受けますが、目立った進展がみられない場合、自宅で最期を迎えようと考えています。
幸い、会社の方は承継してくれる方の目星もつきましたので、後の交渉は主人に委ねます。
まだやりたいことは一杯残っているので口惜しい気もしますが、両親を亡くし親類の家を転々として不幸だった前半生に比べると、死んだ彼氏とそのご両親、私の健康回復と復学にお骨折り頂いた産婦人科の老先生、学部と大学院時代に経済的・精神的に私を支えてくださった今は亡き画家の先生、そしてこんな私を妻に迎え心から愛してくれた主人と、後半生は本当に幸せでした。
今、気がかりなのは残していく主人のこと。
あまり態度に出す人ではありませんが、ひどく落ち込んでいる様子がみて取れます。
だから、私は主人に言うんです。
「私の後を追ってもダメよ!あの世で待ってる彼氏のところへ行くんだから!あなたが追ってきても、『誰、このオジサン?』って言うわよ」
主人は
「お前が息を引き取るときは、俺の隣に座ってる新しい女と一緒にみとってやるよ」
「そうね。私も、コン畜生!まだ死んでたまるかって気持ちになるかもね」
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