さとるさん
(続きです)
オジサンは私を見ると、いつものようにニコニコしました。
「何よ、先週は若い娘の裸に夢中だったくせに!」という気持ちがすると同時に、イタズラ心が頭をもたげました。
オジサンは、薬湯の蛇口の横で膝を折って温度と量を調節しています。
私は前も隠さず、オジサンのすぐ横まで進みました。
私のヘアの高さにオジサンの頭があります。
「もう入れますか?」と声をかけると、オジサンは私の方に向き直りました。
手を伸ばせば届く目と鼻の先に、私のヘアが覆い被さるように来ていたので、オジサンもきっと面食らったことでしょう。
私はオジサンの目の前で縁を跨ぐと、浴槽に入りました。
縁を跨いで浴槽に入るためには、足を上げなければなりません。
下から私の股間を覗く格好になったオジサンには、一瞬とはいえアソコがはっきり見えていたことでしょう。
薬湯に浸かっていると、私が訊ねてもいないのに、オジサンはお湯の調節のメカニズムについていろいろ説明してくれました。
でもそれは、すぐに立ち上がると勃起していることが私にバレてしまうので、萎むまでの時間稼ぎだったように思います。
やがてオジサンは立ち上がると、脱衣場に上がり、オバサンと番台を交代しました。
洗い場から出ると、私は素っ裸のまま汗が引くまで、まだ脱衣場に残っていたオバサンと他愛もない話をしながら時間を過ごしました。
オジサンは、番台からいつもと変わらずニコニコしながら私の方を見ていました。
その顔にイヤらしさは全く感じられず、まるで孫娘を見るお爺ちゃんのような表情でした。
全裸のカラダの正面をオジサンの方にずっと向けていたのに、恥ずかしいという気持ちは全然ありませんでした。
むしろ、エッチだけどあんなに優しくてイヤらしくないオジサンに、洗い場でイタズラを仕掛けてしまった自分を悔いていました。
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