金子「みっともないしコンビニの前で口論するのやめよう」
近藤「そうだな」
はやり近藤も感情の生き物だそうです。
どれだけ高橋との縁は自分より古い、自分は後から出てきた側、今はトライアル期間中とはいっても宿敵の高橋に金子が抱かれる事実に憤慨してしまう。
エレベータ工事の三日間、やっぱり私が高橋から呼び出されてるんじゃいかと気にしたそうです。そして服装が淑女系になり、(もしかして高橋の入知恵?)と3日目の密会が警戒から確信に変わったとか。
(1日目は近藤と割と早い段階で連絡取れてたし、2日目は休みでした。3日目だけが17時〜19時の間私が行方不明になり、やっと連絡ついてコンビニに呼び出した後パンツ確認したらエッチしてきた後だった。という流れ)
近藤「俺もう組合の役員やめるわ」
金子「なぜ?」
近藤「組合の委員長だから、隠れてコソコソと金子さんと付き合わないといけないんだろ?公に付き合ってたら社内恋愛すんなよと周囲から批判されるから」
金子「まぁ、そういう要素もあるとはおもうけど」
近藤「どうせもうすぐ任期満了だし別の人に交代してもらうよ」
金子「何の為に?あれだけ組合活動に命かけてたのに?」
近藤「今は金子梨沙という存在に命かけてる。組合活動なんかより金子さんの方が大事だ」
金子(真っ直ぐなんだよなぁ、、この人、、)
金子「私の何がそんなに好きなの?別に特別な何かがある訳じゃないし。むしろ欠点のほうが多くない?セフレいるんだよ?普通の子はセフレなんかいないよ?」
近藤「なんか輝いてんだよ」
金子「その輝きはいつの時代?私が自分で輝いてたなーって思うのは服装目立って金子チルドレンの教祖だった時代かな?だけど今はホームセンターに売ってる加工された角材みたいじゃん。要するに平凡」
近藤「それでも俺にとっては輝いてんだよ」
金子「ふーん。要するに組合辞めて、いちオトコになるってこと?」
近藤「ああ。そうすれば高橋と同じ土俵に立てるだろ?」
金子「高橋と同じ土俵にたってどうするの?」
近藤「高橋に直談判する」
金子「は?そんなことしたら私が高橋とセフレ関係になってるのを近藤さんが知ってるって事になるじゃん?」
近藤「大丈夫だ。心配しなくていい。金子さんには一切!迷惑はかけない」
金子(別に高橋との関係を辞めたいとは思ってないんだけどな。。。)
と思いましたが、近藤のあまりの気迫に私は自分の気持ちを話すことは出来ませんでした。
そして1週間が経ちました。
いつものC会館
17時20分頃、、、、
高橋「どうだ?淑女系も周囲は慣れてきたか」
金子「はい。オバサン連中から可愛いねって褒められます。若い子からはあんまり評判よくないみたいです」
高橋「オバサンが大多数だからな。大多数からの支援の方が大事だろ」
金子「そうですね」
高橋「今日はどんなパンツだ?見せろ」
金子「えーと、こんな感じです。服装が暗色系なので、せめてパンツだけは明るいエメラルドグリーンにしました、、」
高橋「お。新作か?可愛いじゃないか」
ピンポーン
高橋「ん?なんだこんな時間に式入ってないぞ?、、、、はい」
近藤「近藤です。入れてもらえますか?」
高橋「近藤??何の用だよ?」
近藤「用があるからきてんだよ」
高橋「、、、入れよ。自動ドアを遠隔解除するから」
高橋「近藤が来たぞ。お前に用事か?」
金子「え?近藤さん?わかんない!」
(なぜ!なぜここに!!!)
近藤「お二人も揃ってるな。ちょうどよかった」
高橋「何の用事だよ?とっくに就業時間の17時は過ぎてるぞ?」
近藤「今日は仕事の話で来たのじゃない。忠告しにきてな?」
高橋「忠告??」
近藤「来月から俺、部署が変わるんだわ。だから高橋も金子さんも、もうこういう密会はやめた方がいい」
高橋「密会?お前の部署移動が何の関係があんのよ?」
近藤「一から説明してやるか。。。」
近藤「高橋も金子さんも知らないと思うが、俺がいるシステム管理部には毎日とは言わん。毎週、なんらかしらのタレコミが入るんだよ」
高橋「タレコミ?」
近藤「ああ。会社のホームページにお問い合わせフォームってあるだろ?」
金子「うん。でもあれってお客さんからの問い合わ用だよね?」
近藤「それが、実際は従業員の密告タレコミ用として使われてて、例えば◯◯と◯◯が会館でイチャイチャしてたぞ!とか◯◯が会館の屋上でタバコ吸ってるぞ!とか、匿名の捨てアド使っての密告ツールになってんだよ」
金子「そうなんだ。。」
近藤「システムヘルプデスクの俺ばその問い合わせフォームからきたものを全て本社に流す訳にはいかないだろ?問い合わせ内容を選別するのが仕事の一つでもあるんだよ」
高橋「それで何がいいたいんだ?」
近藤「高橋の名前も金子さんの名前もすでに上がってるってこと」
金子「え?」
近藤「あぁ。あれだけC会館で密会を重ねていたらなそうなるよな。いつも17時以降に金子さんの車とまってるだろ?見てるやつはちゃんと見てるんだよ」
高橋「そのタレコミがあったのか?」
近藤「今までは俺が個人的な判断でそれらタレコミを黙殺してきた。高橋の事はどうでもいいにせよ、金子さんは同じ組合役員だからな。だが今後は違う。俺は配置転換されたから問い合わせフォームからのタレコミを管理する権限はなくなったんだよ!」
金子「。。。。」
近藤「だから忠告に来たんだよ?もうバレるぞ?お前たちの関係。少なくとも俺ばずっと前から気が付いてた」
高橋「組合の金子が不祥事起こしたら委員長のお前も困るんじゃねーのか?」
近藤「組合?そんなもん俺はもう辞めたよ。明後日くらいに組合人事の報告くるだろうな。それ見たらわかる」
本当に近藤は組合の執行委員長を、副委員長に譲り近藤は組合委員長を辞退。
辞退した理由は「委員長を若手社員にしてもらうことで柔軟な思考や新しい風を入れる必要もあると判断した。今回の継続は辞退する」とのことです。
近藤「高橋。これを機会に金子さんから手を引け!お前もまだこの会社で働くんだろ!」
高橋「お前の配置転換はいつよ?」
近藤「来週だから、、あと7日後だ」
高橋「組合の方も、、まだ来週までは執行委員長なんだよな?」
近藤「ああ。配置転換も委員長の辞退も同時に来週、つまり来月イッピからだ」
高橋「それまでは、、黙殺してくれるんだよな?どうなんだよ?上にチクるつもりなのなら最初からココに来てねーだろ?」
近藤「何が言いたいんだよ?」
高橋「金子と俺が何してたかっての、お前も薄々知ってんだろ?」
近藤「ああ。知っている」
高橋「だったらラスト7日間は金子をまだ金子を可愛がってあげれるって事だよな?」
近藤「、、、、7日間の後は?」
高橋「奴隷解放してやるよ」
近藤「奴隷??」
金子「ちょ、、高橋さん!!」
高橋「金子はなぁ、俺の可愛い性奴隷なんだよ。手放すには惜しい上玉だが、俺も嫁さんと家族を食わしていく責任あるからここで仕事を辞める訳にはいかん」
近藤「それで?」
高橋「残り七日間は黙殺してくれるんだよな?その為に忠告に来たんだろ?」
近藤「その後は金子さんとの関係を切るんだな、、?」
高橋「つまり、組合役員でもなくなったお前が、こうしてまで金子のことを護る行動にでてるって事は、それは組合委員長としての義憤や正義感なんかではなく、お前、金子のこと好きなんだろ?」
近藤「、、、、」
高橋「だが残念な事にラスト1週間は金子はまだ俺の性奴隷だ。上にチクりたいのなら今すぐチクっていいぞ?金子と二人で俺は会社をやめてやるよ?」
近藤「、、、1週間経てば、そのーなんだ。奴隷解放?要するに関係を断つんだよな!」
高橋「あぁ。それは約束する」
高橋「金子」
金子「はい、、」
高橋「パンツ脱げ」
金子「え?今!!」
高橋「ラスト七日間は俺の性奴隷であることを近藤も公認してるんだよ。遠慮はいらねーよ」
金子「でも、、」
高橋「ぬげ!!」
近藤「、、、、。」
金子「はい。。。」
つづくぅ!♪
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