俺の人柄なんか、たいしたもんじゃないですよ?
結局その女の子とやっちまってんですから。
日本の企業もかなり進出していて、それによる経済効果もあってか、かなり親日的な国。
今では経済発展著しい国と聞く。
あとからわかったことだけど、ああゆう女の子達、ブローカーみたいなのがいて、その傘下に入ることで、ガイドと称してホテルへの出入りをさせてもらってるらしい。
ホテルにはブローカーから金が渡る、ブローカーは女の子の稼ぎの一部を吸い上げるってとこか。
ついた初日は、俺が驚いて、他にどんな女の子いるかを見る余裕はなかったが、二日目、観光してホテルに戻ったとき見たら、ロビーに群がる女の子の、多種多様というか。
田舎から出てきたような子もいれば、ベテラン娼婦みたいなのもいる。
熟系、美人モデル系、お姉さん系、垢抜けない学生系、俺についた子みたいなロリ系。
いろんな子が群がってるなと見ていた。
その中でも俺についた子は、おそらく最年少に近い極少数派、そう思いながら、群がる女の子達の横を、その子の手を引き、部屋へ上がっていった。
当時俺、二十三、四くらいだった。
二つ下の彼女と付き合っていた。
弾き出されては押し込む、入ったら入ったで握り潰されるような、あの女の子の感触は、彼女では味わえない。
普段、彼女にしてるようなセックスを、あの女の子にしたら壊れてしまうんじゃないか、そのくらい体もまだ未熟で、華奢で小さかった。
あのホテルには、我々日本人だけが宿泊するわけではない。
欧米人もかなりいた。
あの女の子、とても欧米人のデカチンに対応出来る体ではない、そう思った。
日本、または東洋系男性を捕まえよう、その中でも比較的小柄で痩せていた俺に狙いを定め、だから背中にしがみついて、雇えとお願いしてきたんではないか。
パパママはいる、以外自分のことは喋ろうとしなかった女の子。
パパママいるのに、滞在中は俺の傍らから離れることはなかった。
俺が女の子の手を掴んで以来、ホテルをアウトするまでずっと隣にいた。
家に帰らなくていいのかと聞いたら、仕事中だからとだけ答えた女の子。
両親も娘がこうして稼いでるの、知ってるんだろうなと思った。
食事も女の子と一緒、女の子が案内するのは、地元の人も利用するような、安い店。
ほら、もっと食べていいよ、ニコニコしながら追加注文する女の子が可愛らしい。
親、兄になった気分だった。
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