綾子さん
大変なご様子、お察し申し上げます。 但し、今のままの関係を、ずるずる
と続けることは、何とか避けるべきだと思います。 私の提案は、仕入先の人
を巻き込んで対処する方法です。
ご出張では、仕入先の人と接する機会があると思いますが、その機会を捉え
て、出来るだけ地位の高い人（最も望ましいのは、会長とか社長などのトップ
です）に、相談することです。 そして、運転手を首にしてもらうのです。
あなたが、自由にトップに会える立場にあれば問題ありませんが、もしそう
でなくても、例えば、一度ご挨拶をしたいとか、日本のトップからご挨拶をす
るようにと依頼されているとか、もっともらしい理由をつけてトップに面会を
求めるのです。 例えば、面会の機会を作るために、日本のお土産を持参する
手もあります。
面会したら、「貴社の人のことで困っていることがあるので、個人的に相談
したい」との申し出るのです。 そして、その場、もしくは、夕食に誘われた
とすればその時に、運転手とのありのままの話をするわけです。 普通なら、
運転手を首にしてくれて、他言しないようにお願いされて、詫びを入れられる
ことになります。 なぜなら、このようなことは、仕入先にとっても公表され
れば不利になることだからです。
ただ、そのトップが男性なら、悪くするとセックスを強いられる可能性もな
いことはありませんが、運転手に自由にされるよりは、取引に何らかの有利さ
を加えてもらえるとかの見返りが考えられますし、そうでなくても、食事をす
るとか新たな人脈を開拓できるとか、運転手とは違う価値があることは間違い
ありません。
ただ、注意しなければならないことは、中間管理層に相談してはならないこ
とです。 中間管理者は、人事権を持っていないのが普通ですから、下手をす
れば、うまいことを言われて、セックスを求められるだけで、結果は何も変わ
らないことになります。 あなたの告白に、工場との記述がありましたが、社
長が遠隔地にいるのでしたら、工場長に相談するのが良いと思います。
また、相談した時、このことは、誰にも、勿論、日本側にも漏らさないで欲
しいと念を押すことです。 このようなことは、仕入先にとっても公表されれ
ば不利になることですから、抑えてくれるはずです。 むしろ、相手の出方に
によっては、「こんなことを日本でマスコミにでも漏らせば、あなたの所は大
打撃を受けますよ」と、立場を明確にする（早く言えば脅かす）必要があるか
もしれません。
ですから、このことは、あなたが中国内で対処するかぎり、日本に漏れるこ
とは、全くないと言って良いと思います。
是非とも、勇気を持って、取引先のトップに直訴することを、お勧めしま
す。 それが最も効果的で、安心な方法だと思います。
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