2軒目はカラオケに行くことになった。
スーツの1人がだいぶ酔っていた、
カラオケまでの移動中、酔った紺色スーツの男が私の腰に手を回して歩いていた。
カジュアル男は小夏の周りをチョロチョロ動き回る子犬のようで可愛らしい。
グレースーツの男は冷静に私の後ろを歩いていた。
カラオケでは、最初は誰かしら歌ってはいたが
他の客に聞かれる心配のない話題が飛び交うようになる。
5人で話していても紺色スーツは私を抱き寄せたりして離さない。
カジュアル子犬は小夏に甘えきっている。
グレースーツは何となく私の隣にずっと居る。
小夏に膝枕される子犬が私達に
「ねぇ、結構ナンパされちゃうのー?」
小夏「うん、冬美といるとナンパ率高い!」
紺スーツ「じゃあ、実は今日もナンパ期待していたの?」
私「まあ、否めないかぁ?」
子犬「ナンパされたら、どうなるの?」
小夏「それを冬美と決めるとこw」
グレースーツ「何を決めるの?」
小夏「ここで解散するか、もっと楽しむか」
紺スーツ「楽しむって、何をするの?」
紺スーツは期待感いっぱいに私の腰に回していた手をグイっと自分に引き寄せ、太ももを撫でてきた。
そこそこ酒の回っていた私は、それだけでも気持ちよく熱く潤う何かを感じていた。
それに気付いた小夏は意地悪そうな顔で3人に言う。
「テストしてみる?」
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