帰る頃は大体夕方でしたが
季節は夏真っ只中で汗をかきながら歩いて帰ったら
すぐ扇風機にあたってその日の疲れにうんざりする
本当に面倒なイベントでした。
恐らく夜遅くになる母の帰りを待つ間に
朝のうちに母が作った夕飯を食べて
風呂も自分で沸かして好きな番組をみて
子供ながらに一日頑張った自分の疲れを労うように
ごろごろして寛いでいると
毎年、大抵は親戚の車に乗せられ母は帰ってきていました。
そしてこの年だけは、ここからいつもとは違う年になっちゃいました。
車のエンジン音が聞こえて
お、帰ってきたなと思った自分は
母を連れてきてくれた親戚に挨拶をしないのもまずいかなぁと思って
玄関の扉を開けて挨拶にいったところ
その年は家のすぐ近所に住んでいるおばちゃんが母を乗せてきてくれた様で
こんばんわ~茶の間まで連れてくから肩貸してねー
と、珍しく酔い潰れた様子で母を茶の間まで
運ぶのを手伝ってくれました。
父は毎年、回忌のこの時期は
仕事でどうしても外せず、出張が絡んでいたので
母は父の代わりの親戚付き合いに無理をした様子でした。
母は酒を飲んでも悪酔いしたりするタイプじゃないんですが
酒を飲んだ人の世話をするのは正直億劫でした。
茶の間まで運んでもらうと
長座布団の上に母を寝転がして
親戚は自分の家に帰っていきます。
酒をしこたま飲んだのか飲まされたのか分からない母からは
甘ったるい酒飲みの臭いがして
風呂沸かしとく?とかこのまま寝る?とか聞いても
うーなのか、んーなのか分からない返事ばかりして
あまり飲まずに帰ってきて自分で風呂には入り布団を敷いて寝るっていう年と比べると
どうしたらいいのかわからない帰り方をした時は面倒で仕方がなかったです。
そしてそんなことを考えながら母の様子を確認していると
仰向けに寝転がった母のお尻付近が湿っていて
あれこれはもしやと思うと、まさかのお漏らし…
ここまでは、うわー面倒なことになったと思っていた自分。
母にトイレに行ける?とか起きれる?とか聞いても
またしてもなんと言ってるかわからない
ぅんー、という返事。
意識も朦朧としている様子で
明日には覚えてないんだろうな…と
ここら辺から、当時若くて性欲旺盛だった自分は
興味と興奮でどんどん突っ走っていきました。
※元投稿はこちら >>