髪型はボブ
ほっそりとした背中
あらかじめ聞いていたのは、20歳の美術系大学に通う学生という情報だけ
至って普通の女の子
そこにまた衝撃を受けながらも、一旦彼女の背中ごしに通り過ぎる
少し離れた場所から、僕も漫画を探すフリをしながら、横目でチラチラと彼女を見る
彼女は本棚の前にしゃがみ、1番下の棚にある漫画を物色してるフリをしているが、顔は伏せたまま
視線は床に落ちたまま
ゆっくりゆっくり彼女の隣へ移動する
静かなネカフェの通路
そして、彼女との距離がなくなり、僕も同じようにしゃがむ
周りから見たら、カップルが一緒に漫画を探してるような距離感
そして僕は、しゃがむ彼女の太ももあたり、すかーとの上に手の甲を這わせる
細い背中がビクっと動く
小心者の僕は慌てて、手を引く
けど、立ち去らない彼女
小心者が勇気を出して、再び手の甲を太ももに
今度は何かに耐えるように、下に向けたままの視線
手の甲をゆっくりと太ももに這わし、時折り手のひらを太ももに這わす
周りをキョロキョロ見ながら、静かなネカフェの通路で心臓をバクバクさせる僕
這わせた手の甲をゆっくりと腰へ
そして胸へ
ニットごしに彼女の胸に触れる
~続く~
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