お互い落ち着いて、Mちゃんからよくよく話を聞くと
ずっと前から私に好意を持っていたらしい。オートバイで一緒に走るようになって
その気持ちは益々強くなり、自分を抑える事が出来なくなったと。
もう私にとっては青天霹靂、ただただ驚くしかない。
時折涙をこぼしながら切々と私に訴えるMちゃんが愛おしく思えて仕方が無い。
私もMちゃんの事は好きだけど親子ほどの年齢差、女性として見ていなかったからなぁ。
ただMちゃんの気持ちを踏みにじる事は出来ないので、話を聞き終えると
「前向きに考える」とだけ答えて、でも今まで通りの付き合いをさせて欲しいとも言った。
若いからそのうち気持ちも変わるだろうっての考えもあったからだ。
それからも従来通り、特に何が有るわけでもなく、淡々と日々が過ぎて行った。
夏の終わり、また2人でツーリングに行く事になった。
それまでは日帰りばかりだったが、Mちゃんの希望で遠くへ行きたいと。
そこで「ご両親に許可をもらって来なさい」と言うと、簡単にOKが出たようだった。
そして2人でツーリングに行く事になる。
宿はビジネスホテルのシングルを取った。
※元投稿はこちら >>