その言葉は直接の弁明よりももっとずっと身体の深いところで私を捉えました。こんなに嬉しい強要は私には初めてのことで、そこからはとめどなく、「御主人様、御主人様」と口にするたび身体を走る稲妻を逃さず捉えて絶頂し、辛さも、愛情も、ドロドロと腐りかけた何もかもから救われ、御主人様の腕の中で子供のように安堵し眠ってしまったのでした。
事実、洗われたように気持ちが澄んで、私達の不安定な関係が主従関係という名のもとにすっかり安定し、いつか来る別れの日についても、私などがあれこれ考えることはやめてすべて御主人様に預けてしまえばいい、私はただこの人を愛することだけしていればいいんだと、ストンと腑に落ちたのです。
これが、私が一回り以上も年下の御主人様と主従関係を結ぶまでの話です。一年以上にわたる様々な出来事を私の心情だけを主軸にまとめたので、性急な面もありましたでしょうし、説明過多で読みにくかったかもしれません。
書いてみたものの本筋と絡め難く割愛したところもありますので、またいずれかの機会に投稿させていただきます。
※元投稿はこちら >>