私にもまだ生理があるので、気持ちにどうしようもない浮き沈みがあることもあります。また、仕事などの外的要因で塞ぎこむ(とはいえリカバリに死ぬほど手を動かしつつです)こともあります。
たまたまそういった不調と連動して、またさらにうっかり深酒をしたりもして、彼に対するほんの少しの猜疑心からとてつもない嫉妬が湧き上がり食事も取れない状態に陥り(前述の通り忙しさもあります)、いつにもまして卑屈で面倒な女になったことがありました。
もちろん、例えどんなに嫉妬したとしても、あなたに私は貞操を求めませんとハッキリ言える(家庭を持つ私が彼にそれを求めるのは傲慢すぎると知っています)のですが、嫉妬しないと約束することは、彼を愛するほど、彼に愛される幸せを思うほど、できないのです。
それにしても少々の疑いや嫉妬など、すぐに会えればいつものように甘えて宥めてもらえるのですが、その時は折り悪く彼の出張が重なったりもして何日も会えないまま、また彼に伝えることもできないまま自問自答して過ごした結果、いつの間にか私は、雑菌の入った発酵樽のようにズブズブと腐り面倒臭さでパンパンになっていました。
そんな私を、久しぶりの逢瀬で壊れるほど抱きしめながら貫いた彼はいつものように優しく、でもまた私に否とは言わせない威厳を持って、「これからは、勝手に逝かないで、御主人様逝かせてくださいって言うんだよ。ゆうこは俺の女だから、俺の雌だから、必ず言ってから逝きな」と言ってくれたのです。
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