僕はブランコに座るユミに言いました。
「ユミ、軽蔑しないで、それと落ち着いて聞いて欲しい…実はオレ…ユミを一度抱いているんだ。
3ヶ月ぐらい前、ラブホテルで」
ユミ「はい?何言って……
エエッ!??」
僕「黙ってて本当にごめん。
絶対に誰にも言ってない。約束する。」
長い沈黙
ユミ「…どういう…事ですか…?」
僕「〇〇公園でユミが別の彼氏さんと車でしている所、見させて貰ったんだ…そこで初めて覗いたカップがユミだと分かって…
その人に後日、彼女と3人でするから…って誘われて…メールで嘘ついて県外って事にして変装して写メ送ったんだ…。」
ユミは何も言わずに顔を手で押さえて、ずっと地面を向いて黙っていました。
僕はそこで改めて言いました。
「ユミのことが好きだから、ユミに内緒でユミを抱いた。本当に最低だけど…」
沈黙の後、ユミはやっと口を開きました。
「あの人から私の事聞いて近づいたんですか?」
僕は、彼氏さんからは本当に何も聞いていない事。
たまたま出会い系のアダルトサイトで覗きの募集を見つけてメールを送って誘ってもらえて、覗いたカップルが彼氏さんとユミだった。
と伝えました。誓って嘘ではないと…
ユミはかなりショックを受けている様子でした。
ユミ
「じゃあ、さっきの話、断ったら会社のみんなに言いふらすつもりなんですか?」
僕
「断って欲しくないけど、もし断られても、オレは死ぬまで言わない。」
ユミは深いため息をつき、長い沈黙の後、開き直ったように言いました。
「吉田さんだなんて、夢にも思わなかったです…
言ってくれたら良かったのに。」
僕「だって言ったら抱かせてもらえないじゃん…」
ユミ「そこまでバレてたらホテルで出会っても拒絶しなかったと思います。相手も吉田さんだし…
じゃあ、変態なあの人や私の性癖も遊びも全部知ってるんですよね?」
僕
「うん…でも多分オレの方が変態だから。
ユミは彼氏と会えないから寂しかったんだろ?
別の彼氏さんの性癖に合わせてたってのも有ると思うし…
オレなんか嫁がいた時から似たような遊びしてたんだからもっと最低な変態だよ。」
ユミ
「知り合いとかにバレしないようにしてたのに、まさか同じ会社の上司にバレてたなんて…
しかも知らないところでエッチしてたなんて…
本当に誰にも言ってないんですよね!?」
僕
「言ってないし、これからも言わない。
ユミ、寂しい時、遊びたくなった時、したい事なんでもいい。とにかくオレはユミを抱きたい。何回でも。ダメか?」
ユミ
「…。そんなに私の事好きなんですか?」
僕
「そうだよ。悪いか?」
ユミ
「絶対に内緒ですよ?」
僕
「当たり前だろ?」
そう言って僕はブランコに座るユミの手を握って、体を起こしました。
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