彼氏さんからカカオが無いまま3ヶ月ほど経った頃でした。
社内で配置換えが有り、ユミは僕の課の直属になりました。
今までは違う課だったので、そうでもなかったのですが、急に仲良くなり、時々昼食も一緒に食べるようになりました。
次第に仕事だけでなくプライベートな話もするようになり、金曜の夜は僕が誘って何度か飲みにも行きました。
僕
「ユミ、飯あるか?」
ユミ
「一人暮らしだから有りませーんw」
僕
「奢ってやるから何が良い?」
ユミ
「やった~焼肉w」
毎回こんな感じです。
ユミに言われた事があります。
「奥さんに逃げられた寂しい上司に付き合ってあげますw」
僕
「こらこら、逃げられたんじゃなくて、追い出したのw」
ユミ
「はいはいw」
ユミは一人暮らしですし、寂しい上司に付き合えば
食費が浮く。おまけに代行代までくれる。
僕はグルメ券とタクシーチケットだったのかもしれません。
それでもユミと一緒にお酒が飲めるだけで楽しかったです。
ずっと彼氏がいないと言っていたユミに、
「彼氏作らないのか?」
と聞いたことが有ります。
「全然欲しくないんですよね~。
仕事楽しいし、忙しいしw
でも出来ないんじゃないですよ?
意外に私モテるんですよ?
吉田主任こそ婚活パーティー行かないとw
主任なら良い人すぐ見つかりますよw」
(知っていますとも。社内でモテてることも。大好きな不倫相手がいる事も)
僕の気持にユミは全然気付いていない様子でした。
本当はユミに聞きたい事が沢山有りました。
彼氏さんとは会ってるのか?
エロ活してるか?
聞けるはずありません。
ある日、僕は意を決して彼氏さんにカカオをしようと思い、久しぶりにカカオトークを開きました。
彼氏さんのカカオのアカウントは消えていました。
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