ユミからLINEが来ました。
今夜会えませんか?と…
仕事終わりにいつもの場所に迎えに行きました。
車の中で、どうなった?と聞きました。
ユミは「まだ言えてないんです。もう…いえません…」
僕「じゃあ…結婚するの?」
ユミは頷きました。
瞬間、僕は奈落の底に落ちました
ユミは「ごめんなさい…」
と言い、また泣きました。
少し間を置いて、情けないですが僕は食い下がります。
「分かった…結婚しても会ってくれるの?」
ユミは「もし許してくれるなら、籍を入れるまでは会って欲しいです…」
情けない僕は少しほっとしてしまいました。
僕は
「籍入れたあとでもオレは大丈夫だよ」
と言うと、
ユミ
「吉田さんに悪いし…吉田さんも良い人見つけないと…」
僕「オレの事は気にしなくていい」
ユミ
「違うんです…。結婚した後も吉田さんと会ってたら…彼の事、心から愛せないです…それはやっぱりダメじゃないかなって…」
ユミは僕を好きだけど、それでもやっぱり彼氏を選んで、彼氏のことだけを想うように決めたんだな…って理解しました。
「分かった…」とだけ言いドライブに行きました。
久しぶりにユミに告白した公園に行きました。
春の少し肌寒い夜でした。
僕は自分の上着をユミにかけて色んな話をしました。
今までのことや、これからのこと…
籍は秋に訪れるユミの誕生日に入れる予定ということ。彼氏はコロナが落ち着いたら式を上げようと言っていること。
ユミは仕事は好きだし、給料もいいから続けたいということ。
お互い深く関わりすぎたこと…
職場が同じだったから余計にそうでした。
体だけの関係だったらお互いに別の誰かと結婚なんて気にしないのに…
2人とも体だけじゃなくて心まで奪われたから辛くなってしまいました。
不器用な僕には、きっとこの先も体だけのパートナーやセフレなんかは作る事は出来ないだろうなと思いました。
でも…
籍を入れた後も、一緒の職場にいるわけだから、ユミが僕を求めてくれる事はきっと有るんじゃないかな?と内心僕は思いました。
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