a姉さん、というのは、件の初恋の相手。
流石に動揺が隠せていないのが自分でもわかる程に狼狽えていた気がします。
こうなっては逃れられません。
お叱りを受けるのも致し方なしと覚悟もしていましたし、ここで帰ると逃げる様でバツが悪い。腹を括って……というよりは諦めて、でしょうか。おとなしく座り直しました。
「それで、いつからだったの?」
そこからは何をどう答えたやら……
昔から好きだった事、伝え方も言葉選びも最悪だった事……i姉さんが時に笑いながら、時に真面目にあれこれ聞いてきた事に、一つ一つ答えていったのは確かです。答えられていたかは自信がありませんが。
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