ふっと視線を外したかと思うと、んー……と眉間に皺を寄せ……
「嫌だったら言ってね」
そう言うと、内腿に触れてきました。
正直何が何やら混乱するばかりで……動揺が伝わったのか、またもフッと、この日何度見たかわらない……それでいて、それまでと全く違う視線で微笑むi姉さんの表情で漸く状況を理解しました。
内腿に触れた手は優しく、少しずつ上りその日一番の、或いは過去一番の硬さまで血を集めます。今にもはち切れんばかりに。困った事に、今にもはち切れんばかりでした。
そこからは射精欲との戦いです。
先程同様深く息を吐き、脳内で素数を数える。
i姉さんにアプローチを……なんて発想すら湧いてきません。
必死に耐えているのが伝わったのか……今思えば伝わらない訳がない程に、余裕が無かったのですが。
ニヤリ、と笑うや膝立ちで腰を跨ぐと、こちらの両手を取り自らの腰へ、それも、シャツの裾から素肌へと。そのまま促される様に、そして本能の赴くままに腰から背中へ、脇腹へと指を、掌を滑らし……さほど大きくはない胸へ、乳首を摘むかどうかといった時だったと思います。
首に手が回り、唇と唇が重なるかどうか。
i姉さんがキスをしようと腰を少し落とした刹那、天を突く肉棒がi姉さんの内腿に触れ、裾に引っかかりながらもその隙間へ。
今となってはトリガーがなんだったのか、何処だったのか、何時だったかはわかりません。
内腿に触れた時か。
ショートパンツの裾に引っ掛かった時か。
その先の下着に触れた時か。
唯一確かなのはi姉さんのショートパンツの中へ盛大に射精してしまった事だけです。
それは感じた事もないほどの快感でした。
やっちまった、とは思いながらも胸へと伸ばした手は止まらずそのまま乳首へ、重なりかけた唇も、i姉さんが一瞬驚いた様子を見せるもそのまま重なりました。
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